サリエルの命題 講談社文庫

楡周平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065257531
ISBN 10 : 4065257530
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
追加情報
:
560p;15

内容詳細

日本海の孤島で新型インフルエンザが発生、島民全員が死亡した。強毒性のウイルスは、アメリカの研究データが流出し人工的に作られた疑いが出てテロとの噂も。さらに変異ウイルスの発症者が本州で確認され、備蓄量が少ない治療薬の優先順位に国民の注目が集まる。社会保障の限界を浮き彫りにした警鐘小説。

【著者紹介】
楡周平 : 1957年生まれ。慶應義塾大学大学院修了。米国企業在職中の1996年に発表した初の国際謀略小説『Cの福音』がベストセラーに。翌年から作家業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ま〜くん さん

    医療費の約6割が65歳以上の高齢者。国民全体の医療費約42兆円。これが日本の現実。世界に冠たる健康保険制度が破綻の兆しを見せているのは周知の事実。そんな日本で強毒性の新型インフルエンザが発生。感染者から死者も出た。すぐに発生地の小さな孤島は封鎖される。対応を誤れば即パンデミックにつながる事態に日本政府はどう対応するのか。治療薬の備蓄は35万人分。優先順位を決める時に誰を優先し、誰を切り捨てるのか。高齢者を支える現役世代は減り続ける一方。日本の社会保障制度が進むべき方向は。今度、家族で話し合おうと思う。

  • ひろっぴー さん

    すごい!が3つ。 え?!これコロナの前に書かれた?! と驚愕した。オリンピックが近づく最中襲いかかる新型インフルの脅威。2つ目は今抱える日本の保険制度の実態。とくに「そうだ日本へ行こう」は無知だっただけに驚いた。そして3つ目の、ワクチンや治療薬の優先順位はいま日本が抱える少子高齢化の問題をはっきり書いてあり、この本は高齢者は読むのツラいかも。コロナが日本にやってきた時のことを振り返り、照らし合わせながら読んだ。

  • ひろちゃん さん

    予言本と話題で、2019年6月に出版された本。致死率100%、島全滅、毒性が強い鳥インフルエンザってこと以外全部コロナ渦で起こってることがコロナ前に出版された本に書かれてあって、本当に予言本かよ、すごい!と思いました

  • hiyu さん

    ちょっと終わり方には納得いかないし、中には誤解があるような気もするが、現状と一部リンクしているようにも感じ、興味をもって読むことができた。健康保険制度の問題への言及もなるほどと感じたし、世の中が如何に後知恵バイアスにまみれているかも。

  • ohion さん

    時間がとれず、なかなか読みあぐねた。インフルエンザウイルスの変異、パンデミックの怖れにどう対処するのか。この小説で戦うのは、医師ではなく政治家。そう読者に今の日本の社会保障制度の欠陥を突きつける。国民皆保険は日本の制度の良い点でもあるが、すでに機能不全。資金不足。そこに気づいてる国民はどれだけいるのかな。またまた突きつけられた感。

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人物・団体紹介

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楡周平

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の’96年、大ベストセラー『Cの福音』(宝島社、のちに角川文庫)で衝撃のデビューを飾り、翌年から専業作家となる。綿密な取材に基づく圧倒的なスケールかつ時代を先取りしたテーマで作品を描き、読者を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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