クレイジーボーイズ 角川文庫

楡周平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043765096
ISBN 10 : 4043765096
フォーマット
出版社
発行年月
2010年02月
日本
追加情報
:
15cm,506p

商品説明

世界のエネルギー事情を一変させる画期的な発明を成し遂げた父が何者かに謀殺された。特許の継承者である息子の哲治は、絶体絶命の危地に追い込まれるが・・・。

内容詳細

父が何者かに殺された。サンフランシスコの海岸で無惨な姿で発見されたのだ。父は、水素自動車を普及させるための画期的な燃料タンクを開発し、その特許の帰属を巡って、かつて勤務していた日本の企業と法廷で争っていた。特許権が父に帰属すると認定されれば、継承者の哲治には莫大な金が転がり込む。悲しみを振り払い、哲治は真相解明に乗り出してゆく。だが、事件の背景には日米を股にかけた巨大な黒い影が蠢いていた。

【著者紹介】
楡周平 : 1957年生まれ。米国企業在職中の96年に『Cの福音』で衝撃デビュー、同作はたちまちベストセラーとなり、一躍脚光を浴びる。圧倒的なリーダビリティと日本人離れしたスケールの大きさで読者を魅了するエンタテインメント界の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紫陽花 さん

    経済ものを多く執筆されている楡周平さんの小説。昨今、急激な気候変動対策として脚光を浴びている水素燃料をめぐる特許問題を絡めた話です。地球環境に良い水素。このことは万人が認めています。ただ、水素燃料に急速に切り替えが進むと弊害も出てくるのですね。普段、新聞やニュースで報道されていない裏側の話も知ることができて良かったです。

  • ピップ さん

    車の水素燃料に関する画期的な発明をして、特許をめぐって会社と裁判していた父が殺された話。思っていたほどクレイジーではなかった。もっと複数の青年が無茶をやりつつ真相に迫る話と思っていた。最後はだいぶクレイジーだったけれど、計画的な感じもあって、これはこれでおもしろかったです。ラストは衝撃というか目から鱗というか。このトリックを書きたかったんだろうな〜。知ってしまえばなんてことないけれど、十分驚きました^^

  • Syo さん

    そう来るかぁ

  • Fondsaule さん

    ★★★★☆ 水素エンジンの基本特許を個人で取得した研究者の父。 膨大な利権の絡む特許を巡り謎の死を遂げる。 闇を暴きに行動したのは息子だった。

  • 読み人 さん

    特許を巡る争いで謀殺された父を持つ主人公。日米それぞれの舞台で展開する復讐劇。ラスト日本を舞台に行われる襲撃事件ではあまりにも完璧な展開で痛快。多少完璧すぎたが全体としてはキレイに纏まった良作。

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人物・団体紹介

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楡周平

1957年生まれ。米国系企業に勤務中の’96年、大ベストセラー『Cの福音』(宝島社、のちに角川文庫)で衝撃のデビューを飾り、翌年から専業作家となる。綿密な取材に基づく圧倒的なスケールかつ時代を先取りしたテーマで作品を描き、読者を魅了し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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