死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う

森達也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784255004129
ISBN 10 : 4255004129
フォーマット
出版社
発行年月
2008年01月
日本
追加情報
:
19cm,327p

商品説明

死刑というシステムは、どんな人が、どんなふうに、誰のため・何のために稼動しているのか。
そして、人が人を殺すという「償えない罪」を、私たちはどのように捉えるべきか。

知っているのに誰も知らない、僕らが支える死刑というシステム。
誰かが誰かを殺す。誰かが誰かに殺される。
できる限りは直視したい。知ったうえで考えたい。
罪とは、罰とは、命とは、なんだろう?
著者渾身の書き下ろし最新作、死刑をめぐる三年間のロードムービー。


覗かれているのは僕だけじゃない。少なくとも死刑を合法の制度として残すこの日本に暮らす多くの人は、視界の端にこの死刑を認めながら、(存置か廃止かはともかくとして)目を逸らし続けている。ならば僕は直視を試みる。できることなら触れてみる。さらに揺り動かす。余計なお世話と思われるかもしれないけれど。
(本文より)

内容詳細

人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う。書き下ろし最新作、死刑をめぐる三年間のロードムービー。

目次 : 第1章 迷宮への入口/ 第2章 隠される理由/ 第3章 軋むシステム/ 第4章 元死刑囚が訴えること/ 第5章 最期に触れる/ 第6章 償えない罪

【著者紹介】
森達也 : 1956年広島県呉市生まれ。映画監督、作家。1998年、自主制作ドキュメンタリー映画『A』を発表。2001年、続編の『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭にて審査員特別賞、市民賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いろは さん

    あなたは、死刑廃止派だろうか。それとも、存置派だろうか。それがテーマの作品。「死刑」を通じて、著者の森達也は、被害者遺族、死刑囚、廃止派、存置派、刑務官、教誨師、元裁判官、元検事、弁護士と、いろんな人の意見を述べている。そして、話題にしている重大事件も様々で、和歌山毒物入りカレー事件、松本地下鉄サリン事件などが述べられていた。私がなぜこの作品を手にしたのか。それは、たぶん、今後の生涯において関わることのない「向こう側」だからだ。私は存置派だ。内容が内容なだけに、怖くて暗いけど、読んでて飽きない作品だった。

  • ヨクト さん

    僕は第三者だ。非当事者だ。でも思うことはできる。存置か廃止か、自分の浅はかな知識で結論付けたくはない。死刑、非常にグレーな問題だ。その上不可視で事実を知ることすらままならない。考えなくてはいけない問題が多すぎる。被害者・加害者・罪・処罰・赦し・更生・報復・・・現在、民意では存置が8割だ。そして残念ながらその多くが、深く考えないでそう結論付けているのではないか。正直、事実を知ることができないのだ。結果、メディアの誇張され偏った情報に流される。罪人は死をもって償うべきと。政治家も民意に流されて議論はしない。→

  • 柊子 さん

    速魚さんから教えていただいた本です。死刑はやはり必要と思う。サブタイトルの「人は人を救いたいと思う」に憤りを覚える。救うべきは、殺人を犯した本人ではない。被害者や加害者のご家族こそ救うべきだ。「こんな素晴らしい人が、なぜ死刑にならなければいけないのか」という記述は、別の死刑関連の本でも目にしたが、死刑と決まって信仰をもったから、素晴らしい人に生まれ変わることが出来たのではないか? 元々素晴らしい人なら殺人などしないはず。 もし私が死刑囚だったら、せめて、最期位は美しい心になって死にたいと思う。

  • jamko さん

    ‪引っ張り出して再読。「人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいと思う。」帯にあるこの文章は著者の森氏が光市母子殺人事件の犯人との面会のあとにこみあげてきた気持ちだという。私は会ってないので「救いたい」とまでは思わない。でも死刑執行のボタンを押す側には回りたくない。その行為に加担したくない。『ペスト』のタルーの告白に想いを馳せずにいられない昨日の朝だった。‬

  • うがり さん

    先に結論から言うと、自分はどっちの立場なのか分からない。というより、更に分からなくなった。遺族感情や残忍さ、償い、人権、刑務官、教誨師…。死刑のもとにある様々な要素を著者は触れ、それに触れる僕は1つ1つに疑問や納得を繰り返し、そして迷う。何が正解なのか。たぶんそれはない。悩み続けるしかない。簡単に賛成・反対なんていえないものだけど、世の中はそれを「簡単」に見る。というより見て見ないふりをしているのかなって思う。人は人を殺せる。でも人は人を救える。そう信じたい。でも希望だけだ。現実ではない。

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人物・団体紹介

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森達也

1956年、広島県呉市生まれ。映画監督、作家、明治大学特任教授。テレビ番組制作会社を経て独立。98年、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。10年に発売した『A3』で講談社ノンフィクション賞。著書多数(本

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