フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ 世界を信じるためのメソッド

森達也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907364137
ISBN 10 : 490736413X
フォーマット
発行年月
2019年11月
日本
追加情報
:
192p;19

内容詳細

カメラで何かを撮る行為は、何かを隠す行為と同じ。「隠されているもの」を想像しながらニュースを読むことこそが、メディア・リテラシーを身につける最短ルートだ。「FAKE」「i‐新聞記者ドキュメント」の森達也がメディアのからくりを解き明かす!嘘を見破る力を育てる本。

目次 : 第1章 ニュースは間違える(連想ゲームをしよう/ イメージはどこから? ほか)/ 第2章 ニュースを批判的に読み解こう(丸呑みしないで、よく噛もう/ ラーメンが食べたくなる ほか)/ 第3章 きみが知らないメディアの仕組み(僕がクビになった理由/ メディアジャック ほか)/ 第4章 真実はひとつじゃない(世界をアレンジする方法/ メディアは最初から嘘だ ほか)/ 第5章 フェイクニュースに強くなるために(世界はグラデーションだ/ 自由はこわい? ほか)

【著者紹介】
森達也 : 1956年、広島県生まれ。映画監督・作家・明治大学特任教授。98年、オウム真理教のドキュメンタリー映画「A」を公開。2001年、続編「A2」が山形国際ドキュメンタリー映画祭で審査員特別賞、市民賞を受賞。11年に『A3』が講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ☆よいこ さん

    小中学生向けメディア論。国語教科書に載っていそうな文章。[第1章:ニュースは間違える]メディアってなに?無実の人が犯人に[第2章:ニュースを批判的に読み解こう]映画とラジオの誕生、クウェートの少女と水鳥[第3章:きみが知らないメディアの仕組み]サリン事件の報道、ニュースの作り方、中立ってなに[第4章:真実はひとつじゃない]ヤラセと演出[第5章:フェイクニュースに強くなるために]放送禁止、メディアは進化する▽僕たちが求める形にメディアは変化する。世界はグラデーション、だからこそ世界は豊かである。分類361

  • コニコ@共楽 さん

    毎日の暮らしにあふれる情報とどう対処していけばいいか、はたして子どもから大人まで、きちんと認識しているだろうか?時にネットで流れるニュースはどれも同じタイミングで押し寄せる。ファクトチェックされているか、ほとんど判断できずに受容してしまいそうだ。その方が、受けがいいし、安心だから。森氏が例に出した「自由からの逃走」そのもの。自ら気づかずに、進んで何かに隷属してしまう現象が今、そこら中で起こっている気がする。まずは自分で考え、ニュースを批判的にみてみることから始めたい。

  • nbhd さん

    すごいなぁ、と思ったのは、(僕が知るかぎり)森達也さんは20年近く、何も変わってない。ずっと同じことを書き続けている。言ってしまえば、それで”ごはんを食べている”。これは純粋に、すごい。で、だいたい次のようなことをよく言っている→「真実は一つじゃない」「事実は多面的」「撮ることは隠すこと」「メディアは最初から嘘だ」「世界はグラデーションだ」。世の中の、こういう主張のパイを独占している。なんだろう、正しい姿勢なのだけど、感触がグニャっとしている。永遠に正しいと思うけど、世界は永遠に正しくならない。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく  さん

    テレビの仕事をしていた著者は、メディアは間違いを起こすと言います。ニュースが事実を伝えるのがなぜ難しいかを、読者自身に考えさせながら教えてくれます。子どもたちは「事実をそのまま伝えるのだから簡単」と思っているのではないでしょうか?けれど、全ての情報は必ず誰かの視点が入っています。それは人様々。ニュースを1つ1つチェックするのは不可能ですが、自分なりに主体的に考える方法の手掛かりがかいてあります。

  • りらこ さん

    罪のない者のみが石を投げよ。この世の中を作っているのは、私たち一人ひとりなのだ。#Netgalley

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人物・団体紹介

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森達也

広島県呉市生まれ。映画監督。作家。テレビ番組制作会社を経て独立。1998年、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。10年に刊行した『A3』で講談社ノンフィクション賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲

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