量子力学の哲学 非実在性・非局所性・粒子と波の二重性 講談社現代新書

森田邦久

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062881227
ISBN 10 : 4062881225
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,236p

内容詳細

世界の描き方はひとつではない。コペンハーゲン解釈や多世界解釈、逆向き因果論など、量子力学の示す不思議な世界をわかりやすく紹介。知的刺激にあふれる科学哲学の入門書。

【著者紹介】
森田邦久 : 1971年、兵庫県姫路市生まれ。大阪大学基礎工学部卒。博士(理学)、博士(奮学)、いずれも大阪大学で取得。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学高等研究所助教をへて、同准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    読み始めはまるっきりサイエンスであって、どこが哲学なのだろうと思っていたが、ラスト近くで哲学で議論される話題になり、確かに哲学をしているな、と言える本だった。量子的ふるまいは、常識では理解しがたい部分があるが、私たちがマクロの世界にしか生きていないために、ミクロの常識を理解できないのだ、とも言えそうだ。ともあれ冒頭のスクラッチカードの議論が理解できたら、あとはスムーズに読める。楽しい本である。

  • mitei さん

    光とは何かを考察されているところが興味あったが、ちょっと難しい内容だった。

  • 白義 さん

    スクラッチカードをめくって白だった場合、対となる遠方にあるスクラッチカードも瞬時に黒になってしまう……そうした量子力学の奇妙な現象をどう整合的に解釈するのか、その多彩な議論を紹介していく量子力学解釈カタログといった趣の一冊。そのためシュレーディンガーの猫やら不確定性原理と量子力学について最低限の知識があってからのほうが面白い。そうしてその最低限を踏まえると、標準解釈や多世界解釈だけでなく、観測者の心の二面性、多層性を確率の収縮に考慮する多精神解釈や、未来が過去に影響を与えるとする理論の面白さもわかってくる

  • mazda さん

    やっぱりよくわかりませんでした…。

  • プラス3 さん

    量子力学のモヤモヤ〜とした部分を、ある程度までスッキリさせてくれる本。でも読み終わると、さらに謎が深まってしまったでゴザル。解釈問題はコペンハーゲンと多世界解釈ぐらいしか知らなかったので、時間対称化のはなしはワクワクできた。ちょっと量子力学を勉強し始めた〜くらいの頃に読むのがベストな感じ。量子コンピュータの本を読む前に、読んどけばよかったな。

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