黒猫と語らう四人のイリュージョニスト

森晶麿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152102249
ISBN 10 : 4152102241
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森晶麿 ,  
追加情報
:
272p;20

内容詳細

ひと月前に大学へ長期休暇を申請して以来、一切の連絡がとれない黒猫。付き人は、学部長の唐草教授の頼みで、失踪直前に彼の研究室を訪ねた四人の来訪者―元歌手の赤城藍歌、俳優の平埜玲、現代画家の網野美亜、写真家の魚住ゆうから事情を訊き、黒猫の行方を調べることになる。K大学教授の灰島浩平にそのことを打ち明けるが、依然として手がかりは掴めないまま、気持ちばかりが焦ってゆく。黒猫は何の目的で彼らと会っていたのか?そしてその行方は。アガサ・クリスティー賞受賞の人気シリーズ最新作、衝撃の結末。

【著者紹介】
森晶麿 : 1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。2011年、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第一回アガサ・クリスティー賞を受賞。ほか、シリーズ既刊七作が刊行されており、最新作となる本書はシリーズ初の倒叙もの連作集となる。2017年、映画『探偵はBARにいる3』のノヴェライズを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けろり さん

    正直ちょっと、いや大分ショックでした。 この後どうなるのか、読むのが怖いという体験を初めてしました。次回作を早く読みたいがまたショックを受けるのではと少し複雑な気分です。

  • りこ さん

    黒猫が誰にも行き先を告げずに失踪した。付き人は黒猫の行方を知るべく、研究室を訪れた人物たちに電話をかけていくが……。黒猫シリーズ第9弾。感想がこれほどうまく言葉にならない本もひさしぶりだ。全体への衝撃もさることながら、倒叙ミステリとしての各話の素敵さにも魅了された。結末を知ってから思い返せば、すべてが繋がるようにできていたのだと分かる。映画館の場面は圧巻だった。黒猫シリーズのこれまでのファンにもすぐに読んでほしいし、この機会に新しい読者が増えてほしいとも思う。そして一緒に次の巻を待ってほしい。

  • 粋 さん

    衝撃の結末ってこういう意味か。難しい作品だけど読んだ先の楽しみが今回は取り上げられた感じ。なぜそうなるのか…。

  • まいさん さん

    確かに衝撃の結末!ここまで読んできて、最後にこう来るとは・・・。イリュージョニスト4人と語らうなら、付き人と黒猫の2人も語らえ!と思わず叫びたくなった。この後いったい彼らはどうなっていくのか?やっぱり気になるので、もう少し付き合おうと思う。

  • みやしん さん

    シリーズ当初は普通女子が超頭のエエ男子に食らいついていくラブストーリーだと思っていたが、想定外の方向へ。全体的に観念的で哲学的な会話で終始し、頭のおよろしくない小生だとなんかよくわからない読書感。二人の結論も数十手先の将棋の投了を見させられた感じ。主人公がフラれたって言うより、ヒロインが主人公を諦めて新しい魅力を持つ男に鞍替えしたって事(冒頭マンションの彼って…)ですか?次巻で大逆転あるかor数十年後再開パターンか。

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