文豪Aの時代錯誤な推理 富士見L文庫

森晶麿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784040727110
ISBN 10 : 4040727118
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森晶麿 ,  
追加情報
:
320p;15

内容詳細

自死を遂げたはずの芥川龍之介は、羅生門の下で目覚めた。そこで見せられたのは、未来の大日本帝国首都で起こる地獄絵の如き事件と、ある女性の死。これが自身の願った世界だと突きつけられた龍之介は―「…違う。こんなことは願っていない!名誉毀損だ!」「羅生門現象」と呼ばれる事件を食い止め名誉を回復するため、そして一人の女性を救うため、龍之介は現代の東京に蘇った。現代機器に滅法弱い、時代錯誤な「茶川龍之介」として―。文豪探偵、慣れない21世紀で推理する!!

【著者紹介】
森晶麿 : 1979年静岡県生まれ。2011年『黒猫の遊歩あるいは美学講義』(早川書房)で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アン さん

    自死を遂げた芥川龍之介が「羅生門現象」と呼ばれる事件を止める為に現代の東京に蘇る。慣れない文明機器に戸惑いながらも奮闘する様子は楽しく、龍之介が可愛く思えた。芥川好きな弥生との会話もズレていて笑えます。時代錯誤な芥川が事件の推理よりも現代でアタフタする様が楽しかった。

  • よっち さん

    自死を遂げたはずの芥川龍之介が羅生門の下で見せられたのは、未来の地獄絵の如き事件とある女性の死。「羅生門現象」と呼ばれる事件を食い止めるため、時代錯誤な文豪探偵・龍之介が現代の東京に蘇る物語。いきなり現代に転生してそのギャップに戸惑いながらも、芥川オタクで教師を辞めた弥生を家政婦として雇いつつ、彼女を救うべく問題解決の方法を模索する時代錯誤な龍之介。正直事件の解決そのものよりも、平野レミ先生の番組で料理を習ったり現代文明に感化されてゆく姿や、何だかんだで惹かれ合う弥生との不器用なやりとりが楽しかったです。

  • coco夏ko10角 さん

    最初は「ん?」ってなっちゃったけど、設定を理解してからは芥川の反応や芥川と弥生のやり取り、羅生門の解釈など楽しんで読んだ。

  • Tsukamo さん

    今流行りの、過去の有名人が現代に蘇ったらという転生モノ。この著者の作品を読む度に絵画や文学作品に対する解釈が新鮮で、相当資料を研究しているんだなぁと感心する。今回は芥川龍之介だが、芥川の口から自著に対する思惑が語られるところが面白く、思わず成程と頷いてしまうことも。しかしなんだかんだ言っても一番読んでいて楽しかったのは弥生とのやりとり。長電話もノロケ話にしか聞こえず、終始ニヤニヤしっぱなし。恐らくこの一冊で完結してるんだろうけど、続編があってもいい気がするので期待せずに待ちたい。

  • くさてる さん

    現代日本に転生した芥川龍之介が、これから起こるであろう惨劇を食い止めるために奔走するというストーリー。構成の仕掛けや謎解きは凝っていて、面白くはあるんだけど、そもそもの芥川が現代日本に転生して起こるはずの戸惑いや驚きのあたりがわりとあっさりと流されているのがひたすらもったいない。正直言って、そこがみっちり書かれていたら、その他の部分はすべて枝葉な気もするのですが、もしかしてそこはあまり重要ではないのかな。でも、村上春樹を読んだ芥川の反応のとことか、すごく良かったので、そういう所をもっと読みたかったです。

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