探偵は絵にならない ハヤカワ文庫JA

森晶麿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150314187
ISBN 10 : 4150314187
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森晶麿 ,  
追加情報
:
320p;16

内容詳細

若くして評価を受けるも、すでに失業気味の画家・濱松蒼。同棲していたフオンも「あなたの匂いが消えた」と言い残して家を出て行ってしまう。フオンを追いかけ二人の出身地・浜松に戻った蒼は、腐れ縁の友人でありアロマテラピストの小吹蘭都の住居に転がり込み、当座の仕事とフオンの行方を探す。だが蒼に持ち込まれるのは奇妙な依頼ばかりで…浜松まつり直前の故郷で、蒼は大切なものを取りもどすことができるのか?

【著者紹介】
森晶麿 : 1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おかむー さん

    挫折した絵描きが姿を消した恋人を探して故郷・浜松の街でいくつかの事件に関わる連作長編。『もうすこしです』。主人公と相方のアロマテラピストとヒロインの個性はとびぬけた物もなく、アロマと絵をキーに事件の謎を解くミステリとしては目をひくような意外性もなし。それでいて最初は鬱屈した主人公のうだうだがうっとおしかったが、どの事件もスッキリ解決しないのになぜか嫌らしさの残らない不思議な後味。堅結びになった人の心をほどくまではいかないけれどすこしだけ緩める物語は、大きく響くモノはないがどこかしらにじわっと染みこむ感覚。

  • yumiDON さん

    自分の前から姿を消した恋人フオンを探して故郷に帰る売れない画家蒼。蒼は友人のアロマセラピスト蘭都の許に転がりこむが、おかしな依頼に度々巻き込まれる。アロマをモチーフにした謎が多く、オシャレで軽妙なハードボイルドのイメージです。ハードボイルドが軽い、って日本語がおかしいかもしれませんが、他に表しようがない。故郷の町の住民も、一癖あるような人物が多く、一筋縄ではいかない。驚愕の真相やスリルはない代わりに、リラックスして読むことの出来る連作短編の為、手にとりやすいです。

  • hippos さん

    蘭都とのコンビがいい味。少し、都合良すぎないか?とも思ったけど解決はほとんど蘭都のおかげ。文体は好きだし、楽しめたけれど、馴染みのない地名や方言は不要かと思った。

  • ううちゃん さん

    浜松が舞台と聞いて読んでみた。こんなに知ってる場所ばかりが出てくるとは。ひとつだけ名前を変えてるのはなぜだ。物語的には、ところどころハッとさせられるところもあったんだけど、全体的にぼやけている。メインストーリーがいまいち、かな。真相もなんかバタバタした感じで。主役の男にも姿を消した彼女にも魅力を感じられず、親友のアロマテラピストだけが好み。何より遠州弁が不自然なのが気になる。ほんとに浜松出身なのかな?と思ったらご両親が他地域の方だそうで。

  • おうつき さん

    著者初読み。別れた彼女の姿を追い求めて故郷・浜松に戻った画家。浜松の風景を情緒豊かに描いたハードボイルド風味の強いミステリーだが、正直あまり楽しめなかった。浜松を知っているだけに、情景描写に押し付けがましさのような物を感じてしまったのと、単純にストーリーが好みではなかった。

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