切断島の殺戮理論 星海社FICTIONS

森晶麿

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065351420
ISBN 10 : 4065351421
フォーマット
出版社
発行年月
2024年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
森晶麿 ,  
追加情報
:
368p;19

内容詳細

帝旺大学文化人類学科の調査チームが目撃する、地図にない孤島で発生する大量殺戮! これは偶然の殺意の伝染か、計画された虐殺か?

【著者紹介】
森晶麿 : ミステリ作家。1979年、静岡県生まれ。第1回アガサ・クリスティー賞を受賞し、2011年に『黒猫の遊歩あるいは美学講義』(早川書房)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おうつき さん

    前もって評判を何となく聞いていたので身構えていたが、なるほどそうきたかと笑。全てが異形な世界で構築されていく論理をどれだけ受け入れられるかが試されている気がする。ギリギリのところで踏みとどまっていたラインを最後にあっさりと踏み越えていくような感覚はむしろ清々しくあった。本格ミステリのコードが意外な形で組み込まれていたり、終盤に至るまでの過程も楽しかった。

  • ほたる さん

    文化人類学および隠匿された島でのフィールドワーク。次々に巻き起こる殺人に翻弄されていく。人数が多いであるが故に殺戮、そしてそれ故の謎解き。場は確かに十全に整っていたのだけど、そこからある考え方に切り替えられなかった。突破するための論理が良かったと思う。

  • ジャム さん

    顔の部位を欠損させた鷲族と顔以外の部位を欠損させた鴉族が住み異形の倫理が支配する鳥喰島ーその島に大学研がフィールドワークのため訪れた時想像を絶するジェノサイドが起こる!多すぎる登場人物、異常な島での不可能犯罪、途中で明かされる意外な探偵役、繰り返される論理の応酬に瞠目しページをくくり続けると最後にこの物語にふさわしいトドメの異形の真実が現れ仰天!物語の決着の付け方にもため息が出ました。本格ミステリにまた一つ異形の傑作が誕生したと思います!

  • みかん さん

    読み応えあり。面白かったあーーー。地図に記載されていない離島、そこは鷹族と鴉族数十人が暮らす謎の島...ジェノサイド、カンニバル、クローズどサークルと盛り沢山。なのに安っぽくない素晴らしさ。

  • 高須力弥 さん

    常識に囚われていては、真相を見抜く事は出来ません。

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