日本を壊す政商 パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈

森功

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163902760
ISBN 10 : 4163902767
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
271p;20

内容詳細

安保法案をめぐり国論が二分される陰で、日本の雇用システムを壊しかねない重要な法案が成立した。改正労働者派遣法である。これにより派遣労働者が急増し、“派遣の固定化”が進むと危惧されているのだ。総理のブレーンとして、この“改悪”を推進したのは他でもない、“人材派遣業界の雄”パソナグループ代表の南部靖之と同社会長の竹中平蔵なのである。南部は一方で、覚醒剤事件で逮捕されたASKAと愛人栩内香澄美が出会った秘密パーティの主催者でもある。わが世の春を謳歌する現代の政商の暗部に迫る。

目次 : 第1章 三度目の改正派遣法案/ 第2章 中小企業の経営者だった父親の教え/ 第3章 知られざるアングラ人脈/ 第4章 ベンチャー三銃士と呼ばれて/ 第5章 芸能・スポーツ界の著名人/ 第6章 「仁風林」官界人脈のキーマン/ 第7章 自民と民主「二股外交」の狙い/ 第8章 公共ビジネスのうまみ/ 終章 政商かベンチャー企業家か

【著者紹介】
森功 : 1961(昭和36)年、福岡生まれ。岡山大学文学部卒。出版社勤務をへて、2003(平成15)年フリーランスのノンフィクション作家に転身。08年に「ヤメ検―司法に巣食う生態系の研究」で、09年に「同和と銀行―三菱東京UFJの闇」(ともに「月刊現代」掲載)で、2年連続「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おさむ さん

    ベンチャー企業にありがちな株がらみのカネ、政治や霞が関がらみの疑惑、そしてオンナ……、ひいてはASKA事件のクスリと。まあ、南部氏周辺のきな臭い話題をたつぷり集めてみましたという本です。裏をとっていない噂レベルの話が多すぎて、ノンフィクションとしては弱いですね。

  • しろくまZ さん

    パソナグループ代表の南部氏の評伝。といっても本人自体は兵庫県出身で、歌敷山中学、星稜高校、関西大学などを経て、親父に出資してもらって会社を設立したという結構しょぼい経歴。会社の仕事は、昔は「口入れ稼業」と呼ばれていた人材派遣。それが政府の政策変更による波に乗って、あれよあれよという間に業績拡大に成功。その裏では、南部氏が作った人脈ネットワークが大きな力となったとのこと。99年や2004年時の法改正時の議論を覚えているが、結局は、人材派遣業界側は自分達が儲けたかっただけ。一言でいうと、胡散臭い奴等。

  • チェアー さん

    「小物の政商」のストーリー。大悪はできず、国家的な野望やビジョンはもたず、自分の身の回りのことを気にかけ、人脈で動く人、つまり「人たらし」の話ですね。労働者派遣法改定の裏側の話にはなるほどと。

  • kadoyan さん

    ある書評を読んで、思わず手に入れました。パソナを立ち上げ、発展させていった南部氏の生い立ちも含め紹介。ASKAの覚せい剤で有名になった仁風林を舞台に、政財界、芸能界、スポーツ界などとの派手な人脈構成。その人脈を駆使して、労働者派遣法の改悪がすすめられていっていることもよくわかる。政財界、経済界の舞台裏。どす黒い思惑に、翻弄される市民、そして会社の人は、たまったものではないだろうなと思う。

  • muuk さん

    崇高な理念もなく、ドス黒い欲望でギラつく訳でもない。目立ちたがりで、有名人好き。派手で明るく、ノリで人をたらしガッぽり儲けます。そんな軽い人が、日本の労働政策の根幹を揺さぶっているという話。堪らん。

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森功

1961年、福岡県生まれ。ノンフィクション作家。岡山大学文学部卒業後、伊勢新聞社、「週刊新潮」編集部などを経て、独立。2008年、09年に編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。18年に『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞(本データは

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