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ISBN 10 : 4121101111
Content Description
相模原の障碍者施設殺傷事件、安楽死論争、パンデミック・トリアージ。近年、様々な場面で「生きるに値しない命」という言葉を耳にするようになった。しかし、「役に立つ/立たない」ということだけで、命を選別してよいのだろうか。一〇〇年前のドイツで出版され、ナチスT4作戦の理論的根拠になったといわれる『生きるに値しない命を終わらせる行為の解禁』の全訳に解説と批判的考察を加え、超高齢社会の「生」と「死」を考える。
目次 : プロローグ 相模原事件、安楽死論争、トリアージ/ 第1部 テクスト『生きるに値しない命を終わらせる行為の解禁―その基準と形式をめぐって』(全訳)(法律家の見解(カール・ビンディング)/ 医師による論評(アルフレート・ホッヘ))/ 第2部 批判的考察(それはいかにして生まれ、利用されたか―法思想史的・歴史的観点から/ 「生きるに値する命」とは誰のことか―老成学の見地から)/ エピローグ クラクフ/アウシュビッツ訪問記
【著者紹介】
森下直貴 : 老成学研究所代表理事・所長。1953年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。システム倫理学と老成学を提唱する哲学者。浜松医科大学名誉教授
佐野誠 : 奈良教育大学名誉教授。1954年生まれ。京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。西洋法史・人権論。浜松医科大学助教授、奈良教育大学教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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