清里高原殺人別荘 梶龍雄驚愕ミステリ大発掘コレクション 2 徳間文庫

梶龍雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198948283
ISBN 10 : 4198948283
フォーマット
出版社
発行年月
2023年02月
日本
追加情報
:
307p;15

内容詳細

冬、シーズンオフの別荘地・清里―“内側から開かない窓”を設えた奇妙な別荘に、五人の男女が忍び込んだ。彼らがある連絡を待って四日間潜むその隠れ家には、意外な先客が。密室での刺殺、毒殺、そして撲殺…相次ぐ死によって狂い始めた歯車。館に潜む殺人鬼の仕業か?逆転に次ぐ逆転!伏線の魔術師・カジタツが巧緻の限りを尽くした極上の「雪の山荘」ミステリ。待望の初文庫化!

【著者紹介】
梶龍雄 : 1928年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。出版社勤務を経て文筆活動に。52年探偵小説専門誌『宝石』に短篇「白い路」が掲載され、ミステリ界へデビュー。77年『透明な季節』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。90年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちょろこ さん

    やられちまった、カジタツに。の一冊。やっぱり今作も驚愕。舞台は真冬の清里。五人のわけあり男女が隠れ家のために選び忍び込んだ別荘。そこで思いもよらぬ先客に出くわし、六人に。そしていきなり密室での刺殺事件。一人減り、また一人減り…お決まりだけれどこの展開はドキドキが止まらない面白さ。さぁ、残りは絞られた。一体誰が?どっち?こっち⁇全てが、くるりん。鮮やかなくるりん、まさかのしてやられた感に悶絶。まるで伏線という伏線がチームを組んで襲ってくるこのカジタツさんのナイス見せ技。最後は清々しいまでのやられちまった感。

  • えにくす さん

    時は1988年。冬の清里の別荘に、5人の男女が忍び込む。ところが思わぬ先客がおり6人になった時点で、1人が何者かに刺殺された。その後も1人また1人と、次々と姿なき殺人鬼の餌食となる。犯人は誰だ?まさかこの中に居るのか?そしてついに残り2人となった時に判明する、恐るべき犯人の正体とは?その犯人の口から語られる、もう一つの驚愕の事件の真相とは何だ?あまりの衝撃で、呆然となること必至。昭和の清里のカジタツワールドが、読者を待っている。35年前の世界へタイムトラベルして、名探偵となって事件解決に挑戦しよう!★4

  • タイ子 さん

    うーん、見事に今回もやられた!舞台は整った、雪降る山荘、そこに集まる5人の男女。彼らは迷ってきたのではない、そして山荘は雪に埋もれるわけでもなく助けを呼ぶこともできる、外出も自由。ならば、どこがミステリなのだ?そう、そこがミステリなのだ。5人の謎ありの行動と先客一人の謎。刺殺、毒殺、撲殺が続く連続殺人。誰が、どうやって…。そんな殺人事件は推理小説では腐るほどある。謎解きのそのまた向こうにある謎解きに驚愕しかない。色んな推理が頭を巡り、こんな結末かと思いきや…。これがカジタツ本領発揮ミステリ!好きだ。

  • 雪紫 さん

    文庫にて再読。大枠は覚えてても忘れてるところが多かったので「これ犯人どうやったんだっけ?」な確認とともに忘れてた大量の伏線と構造に唸らされる。初手が「龍神池」と「リア王」だからおとなしく見えるけど、あれらが特にやばいからだけでこれも凄いからね(早まれ、復刊ペース!)!カジタツさん年上女性とのロマンス好きだね。阿津川さんの愛とテンションと解説力が高い。ノベルス版読んだ時に連想したのが言及してる国内作家Iの短編だったので共感。そうそう、今じゃ珍しくないネタだけど、それでも初読から騙されたし、驚けるんだよね!!

  • yukaring さん

    緊迫したハラハラ感を楽しめる「雪の山荘」ミステリ。シーズンオフの別荘地・清里にとある理由で潜伏する5人の大学生。忍び込んだ別荘には意外な先客がいたが彼らは予定通りにそこへ潜む。しかし仲間の1人が殺され事態は急展開へ。刺殺や毒殺に撲殺と次々と殺される仲間たち。しかしそれでも彼らにはそこから出られない理由があった。犯人は館に潜む謎の殺人鬼なのかそれとも・・。狂いだす歯車に彼らの葛藤や焦燥感がひしひしと伝わってくる展開と巧妙に張り巡らされた伏線がもたらす真相に驚愕。カジタツさんらしいラストだが後味は悪くない。

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梶龍雄

1928年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。出版社勤務を経て文筆活動に。52年探偵小説専門誌『宝石』に短篇「白い路」が掲載され、ミステリ界ヘデビュー。77年『透明な季節』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。90年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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