梶龍雄 青春迷路ミステリコレクション 2 若きウェルテルの怪死 新装版 徳間文庫

梶龍雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198948467
ISBN 10 : 4198948461
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
追加情報
:
418p;15

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読書メーターレビュー

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  • cinos さん

    いやあ、カジタツ、面白いです。『若きウェルテル』、ノベルス持っていたけど初めて読みました。飲み屋で知り合った男から渡される日記がミステリの問題編になっているのがすごい。不審な自殺と当時のイキイキした学生生活がよい。徳間文庫、頑張っている!!

  • yukaring さん

    親友・堀分の不振な自殺の真相を追う二高生の金谷青年。時代はゲーテ『若きウェルテルの悩み』の影響で自殺がブーム化している昭和初期。友人は自殺ではないと訴え、協力者とともに調査を開始するが次々と奇妙な事件が起きて・・。主人公の金谷青年の真っ直ぐさがまぶしい青春ミステリ。恩師や尊敬できる先輩、悪友、気になる女性など青春ならではの人間関係の中に潜む秘密。噛み合わない謎に翻弄されつつ、金谷青年と共に頭を悩ますひとときがとても心地よい。巧妙な伏線に気づけなかったのが悔しいが「出会えてよかった」と思えるミステリだった。

  • 雪紫 さん

    彼が自殺する訳がない。濡衣だ。自殺ブームな昭和9年6月22日、反戦思想との対立が広がる中、親友が睡眠薬の飲み過ぎで死亡。納得いかない金谷青年と秋津刑事の前に化石盗難、連続失踪の怪事件や様々な死が訪れる。繰り返す別れ。その時代を体験してないのに(しかも説明過多でないのに)読んでて何処か感じるノスタルジー。そして違和感と予想外を繋ぐ圧倒的な伏線回収力の高さ。秋津刑事が最後まで諦めず探偵役で良かったと思うとともに、金谷青年が金谷さんとなるまでの変化と合わせて読み終えた後、寂寥感と何処かさわやかな風を感じる1冊。

  • Nyah さん

    カジタツにやっぱり惨敗。/昭和九年若者の中で『若きウェルテルの悩み』に感化され自殺がブーム化した。そんな中、仙台の旧制二高生金谷は、同級生堀分の死の真相を追う。警察に堀分は自殺とされたが、同時期に彼の下宿先である大平博士邸から貴重な原人🦴化石が盗まれ、身代金請求される。大平先生は研究所を作ろうとしている。先生妻は利発な美女。不愉快な運転手藤木、堀分の死亡時間前後に来た来客(三隅)、先生助手高塚。金谷と堀分と連んでいた郁子が母と失踪。特高の小竹刑事、気にしてくれる秋津刑事が絡む。事件の真相は?🤷🏻‍♀️🤣

  • かさお さん

    面白かったです、好きな空気感。時は昭和9年、舞台は仙台の旧制高校。友人の突然死に疑問を持った僕、絶対に自殺じゃない、盗まれた化石との関係は?周りには怪しい人だらけ、恩師の考古学の教授、美しい妻、爽やかな兄貴分、特高、警察、初恋の少女、、誰が犯人でもおかしくない。う〜ん、捻りすぎて外れ、解説の通り、外連味は無いけれど、チグハグな不自然なピースを突き合わせていくと、そうか、そうだったのか〜、というスッキリ感。トリックや入れ替わりとか色んな事を疑いながら読んだけなど、以外と定石とおりでした😅

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人物・団体紹介

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梶龍雄

1928年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。出版社勤務を経て文筆活動に。52年探偵小説専門誌『宝石』に短篇「白い路」が掲載され、ミステリ界ヘデビュー。77年『透明な季節』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。90年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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