高校生のための文章読本 ちくま学芸文庫

梅田卓夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480096425
ISBN 10 : 4480096426
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
560p;15

内容詳細

良い文章とは、(1)自分にしか書けないことを、(2)だれが読んでもわかるように書く、という二つの条件を満たしたもののことだ―文章表現の多様さに触れ、書き手の個性が遺憾なく発揮された文章を読み味わうことは、自分なりの言語表現を形づくるための最良の道筋になる。夏目漱石や村上春樹、プルースト、ボルヘスなど古今東西の名手による作品70篇を選りすぐり、短文読み切り形式で収録。国語教科書のサブテキストとして一世を風靡した不朽のアンソロジー。

目次 : 混沌からことばへ/ 感性の輝き/ ことばで遊ぶ/ もう一人の自分/ 見ること・見えること/ 幻想への旅/ 疑いから思索へ/ 機知とユーモア/ 女と男/ さまざまな青春/ 日々をみつめて/ 生きるかなしみ/ 体験の重み/ 生きるよろこび

【著者紹介】
梅田卓夫 : 1938年、岐阜県に生まれる。名古屋大学教育学部卒業。愛知県立小牧工業高校の国語科教諭、愛知淑徳大学非常勤講師を務める。2013年没

清水良典 : 1954年、奈良県に生まれる。立命館大学文学部卒業。愛知県立小牧工業高校の国語科教諭を経て、愛知淑徳大学教授

服部左右一 : 1948年、和歌山県に生まれる。京都大学文学部卒業。愛知県立小牧工業高校等の国語科教諭を経て、愛知淑徳大学非常勤講師

松川由博 : 1949年、愛知県に生まれる。愛知県立小牧工業高校の国語科教諭を務める。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 冷狸 さん

    流行のエンタメばかり読んでいる頭には新鮮な古今東西の名文アンソロジー。この一冊で名文を読み、文章の書き方も学べる名著。文章指南はわずか10ページにまとめられており、この10ページの内容を身につけることができればプロ級の文章が書けることは間違いない。ラノベ好きの高校生には収録作品は退屈かもしれんが、若いうちに名文を読んでおくことは心の財産になるよ。辞書と一緒にずっと手元に置いておきたい一冊。

  • kat さん

    高校生じゃないけど読んでみた。自分が若いころに読んだ本がいくつか取り上げられていて懐かしかった。途中途中に現国の問題みたいなモノがあって、学生時代を思い出した(笑)ちょっとした本紹介になっていて、大人が読んでも楽しめると思った。

  • mochi_u さん

    文章を書く人に向けて作られた、「読む」という体験を豊かにしてくれる本です。「一文を短く」、あるいは「文末が単調にならないように」といったことは枝葉末節にすぎない。「なぜ書くか」、「何を書くか」、「どのように書くか」。本来の意味のアンソロジーとして集められた七十編の文章と解説は、文章が符号程度の価値しか認められず、視覚情報の劣化したものとすら考えられる流れの中にあって、その真価に気づかせてくれる本だと思います。

  • おぎゃ さん

    読む技術って身についていくものなのかな?ときどきこういう本読んでみるけど向上してる気がしない。

  • 転輪王 さん

    流石に傑作と言いますか、素晴らしい文章ばかりが揃っています。勉強がてら、というには引き込まれるような読書体験になりました。冒頭のモーパッサン、ディネーセンの「イグアナ」、清水邦夫の「部屋」、永瀬清子の「揺れさだまる星」、沢村貞子の「白という色」が好きです。閑静で美しく、腑に落ちる。侘び寂びも感じます。付録は短いですが、作文するにあたって大きな助けになるであろう内容です。

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梅田卓夫

1938年、岐阜県に生まれる。名古屋大学教育学部卒業。愛知県立小牧工業高校の国語科教諭、愛知淑徳大学非常勤講師を務める。2013年没

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