親鸞と世阿弥 思うままに

梅原猛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163733609
ISBN 10 : 4163733604
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
追加情報
:
20cm,375p

内容詳細

日本の伝統思想は、深まりゆく人類の危機を救えるか。能の「翁」に隠された黒い怨念、人間中心主義を覆す新しい思想の創造…。齢80を超えた“知の巨人”の、貪欲なまでの知的探求と思索の日記。

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読書メーターレビュー

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  • 肉尊 さん

    世阿弥に憑依された筆者が怒濤の勢いで書き綴った一冊。和辻哲郎の旧宅にお住まいだけあって、様々な動物が庭先に現れているとそうです。そんなほのぼのとした日常や、時の政権に対する痛烈な批判など、緩急入り交じった感じで話が綴られてゆく。タイトルの世阿弥や親鸞に対する実証的アプローチよりも、ソ連崩壊やオバマ大統領の広島訪問など、先見の明は確かなもので、将来に対する大切な提言がなされているのではないか、という方が気になりました。

  • ミッキー さん

    能について学ぶきっかけが出来たのはとても嬉しいことです。また、自由な心持ちの素晴らしさも分かります。出会えて良かった。

  • あきこ さん

    梅原氏が新聞に綴ったコラムのまとめ本である。思想家である作者は親鸞、世阿弥から政治、芸術、自宅の庭にくる動物など登場人物豊かに、その時の思いを寄せている。時の世相や権力者に憚ることなくバシバシと意見している。高齢であるが気力に満ちている。親鸞についての謎の考察は興味深く読んだ。

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