司馬遼太郎 旅する感性

桑島秀樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784790717393
ISBN 10 : 4790717399
フォーマット
出版社
発行年月
2020年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;19

内容詳細

旅の想像力が未来へと疾駆する!

日本各地や朝鮮半島に日本人の祖形を探り、
アイルランドやオランダ、そしてアメリカに文明の起源をたずねた司馬遼太郎。
『街道をゆく』をつらぬく独自の感性を解き明かし、
行き詰まった現代社会のその先まで見晴るかす。
時空を超えた知と想像力の旅へといざなう、新たな歴史風景論。

――まえがきより
司馬遼太郎は「旅する感性」そのものだった。そうした思いから、この本は綴られている。ここでの「感性」とは、眼前の風景のなかに過去の歴史や人間を見抜き、それを現在に蘇らせることのできる力、というほどの意味だ。司馬のこうした手腕が鮮やかに刻印された作品こそ、約25年の長い歳月にわたって書き継がれた、歴史風景の再現紀行『街道をゆく』シリーズだと思う。

目次
まえがき

序 章 司馬遼太郎の感性哲学

第一部 欧米篇――市民と文明の意味を問う
第一章 極西の島国から世界を眺める――「愛蘭土紀行」
第二章 ビジネス文明の誕生――「オランダ紀行」
第三章 移民のつくるアメリカ文明――『アメリカ素描』「ニューヨーク散歩」

第二部 東アジア篇――鉄・馬・古墳にみる文化往来の夢
第四章 半島と島の相互交流史――「湖西のみち」「韓のくに紀行」
第五章 日本海=出雲文化圏としての広島―「芸備の道」
補 章 司馬の見残した火山の風土――群馬・渋川金島のみち

終 章 いま『街道をゆく』を読み返す理由


あとがき

著者プロフィール
桑島 秀樹 (クワジマ ヒデキ) (著/文)
1970年3月群馬県渋川市生まれ。現在、広島大学大学院総合科学研究科(2020年4月より大学院人間社会科学研究科)教授。博士(文学)。専門は美学芸術学・感性哲学・文化創造論。群馬県立渋川高等学校卒業。大阪大学文学部(美学・文芸学)卒業。同大大学院文学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員PDを経て、2004年4月より広島大学総合科学部助教授。2011年4月〜12年3月トリニティ・カレッジ・ダブリン(アイルランド共和国)にて客員研究員。2016年2月より現職。この間、大阪工業大学、甲南大学、島根大学、大阪大学、京都大学などで非常勤講師。
主著に、『崇高の美学』(講談社選書メチエ、2008年)、『生と死のケルト美学――アイルランド映画に読むヨーロッパ文化の古層』(法政大学出版局、2016年、第14回木村重信民族藝術学会賞)、『バーク読本――〈保守主義の父〉再考のために』(共編著、昭和堂、2017年)などがある。

【著者紹介】
桑島秀樹 : 1970年3月群馬県渋川市生まれ。現在、広島大学大学院総合科学研究科(2020年4月より人間社会科学研究科)教授。博士(文学)。専門は美学芸術学・感性哲学・文化創造論。群馬県立渋川高等学校卒業。大阪大学文学部(美学・文芸学)卒業。同大大学院文学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員PDを経て、2004年4月より広島大学総合科学部助教授。2011年4月〜12年3月トリニティ・カレッジ・ダブリン(アイルランド共和国)にて客員研究員。2016年2月より現職。この間、大阪工業大学、甲南大学、島根大学、大阪大学、京都大学などで非常勤講師。主著に『生と死のケルト美学―アイルランド映画に読むヨーロッパ文化の古層』(法政大学出版局、2016年、第14回木村重信民族藝術学会賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • おさむ さん

    司馬遼太郎の「街道をゆく」にインスパイアされた、文学研究者の論考。司馬さんと同じ道のりを辿る事で彼の思考の深さ、歴史的文学的想像力の逞しさに感動する筆者。それは、感性に他ならないとも語る。司馬愛に満ち溢れているのは良いが、これなら自分で久しぶりに原典を読んだ方がよかったかも‥‥。その方が自分の感性との違いなどを感じられそうだ。

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