空気の読み方、教えてください カナダ人落語家修業記 小学館よしもと新書

桂三輝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784098235070
ISBN 10 : 4098235072
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
追加情報
:
192p;18

内容詳細

歌舞伎や能の勉強のために来日したカナダ人劇作家が、初めて聴いた落語に魅了され、落語家になることを決意。生涯の師と決めた桂文枝に土下座で弟子入り志願する。しかし、待っていたのは「食事は師匠の3分前に終える」「弟子は目立たず気配を消せ」など、欧米の常識とは違う落語修業の厳しい教えだった。上方で最初の外国人落語家として活躍する著者が初めて明かす、笑いと涙の異文化修業記。

目次 : 第1章 カナダの劇作家、日本に恋をする(人を笑わせるのが好きな少年/ 古典ギリシャ・ローマとの出会い ほか)/ 第2章 落語との運命的な出会い(狸小路の居酒屋「はな家」/ お座敷の落語会 ほか)/ 第3章 弟子入り(上方落語の不思議な魅力/ 大阪の粋な運転手さん ほか)/ 第4章 落語家修業(修業の始まり/ 「空気を読む」ことの難しさ ほか)/ 第5章 英語で落語を演じること(日本にはお礼の言葉が四十七ある?/ 「よろしくお願いします」は英語で何と言うか ほか)

【著者紹介】
桂三輝 : 本名グレッグ・ロービック。1970年、カナダ・トロントでスロベニア系移民の二世として生まれる。トロント大学で古典ギリシャ喜劇を専攻。1999年来日。日本で初めて聴いた落語に強く惹かれ、落語家を志す。2008年、桂三枝(現・六代桂文枝)に弟子入り。戦後日本で初めての外国人落語家となる。2013年以降は、カナダやアメリカ、イギリスなど世界各国で英語やフランス語を駆使した落語公演を行い、日本文化を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヨータン さん

    面白かったです。特に弟子入りする前の話や修行の話が落語の世界がわかって興味深かったです。読み終わってから、桂三輝さんの落語をYouTubeで見たのですが、ぐいぐい引き込まれてしまいました。ぜひ生で落語を聴きたいなと思いました。

  • KF さん

    カナダ人で専攻は古典ギリシャ喜劇。ふと読んだ「ギリシャ喜劇と能、狂言は似ている」がきっかけで来日。既に四半世紀近く暮らしているとは言うものの、日本語の文章レベルが高く、日本人か⁉︎の驚き。まぁ、プロの噺家なんで商売道具ですわな。「弟子にして下さい」の勇気もさることながら、しばらく観察して合否を判断の上で、世界に落語を広めようとする桂三枝、今の文枝の志が素晴らしい。日本語の威力、文化の価値としての落語の偉大さ、良い気分になれた。ところどころ反省する三輝も良い感じ。日本語への探究心も素晴らしい!お薦めします!

  • ちいくま さん

    読みやすい、本当に流れるように綴られていく(文法的に)正しく、平易で優しく、おもしろい文章です。内容も興味深くて一気読みでした。感想を書く自分の国語力の低さを恥入る… 

  • さしより さん

    落語愛をひしひしと感じました(笑)。違う文化に溶け込むってのは難しいことで、そこまでやるってことは、よっぽど寄席の世界が好きになったんだなと。随所に見られる驕らなさ、謙虚さは日本文化に馴染んだ証ですね。それにしても凄いなあ。

  • まんまる さん

    カナダ人落語家の、落語家になる経緯や修行の苦労話。外国人と日本人の価値観や笑いのツボを比較したところがおもしろい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

桂三輝

1999年来日。2003年からアコーディオン漫談や英語落語の活動を始める。’07年に大阪芸術大学大学院芸術研究科に入学し、落語を研究。’08年、桂三枝(現・六代桂文枝)に弟子入りし桂三輝と命名される。’13年、在日本カナダ商工会議所文化大使に就任し、北米ツアーを開催。’14年からワールド・ツアーを開

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品