さまよえる古道具屋の物語 文春文庫

柴田よしき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167920104
ISBN 10 : 4167920107
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
496p;15

内容詳細

挿絵と文がさかさまの絵本。硬貨投入口がない貯金箱。ポケットの底がぬけているエプロン。把手のないバケツ。その古道具屋の店主は、役に立たないものばかりを、押し付けるように客に売る。その目論見は何なのか?バブル以降激しく移り変わる世相を背景に、モノと心の間で翻弄されながらも懸命に生きる人々を描く傑作長篇。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • シナモン さん

    さかさまの絵本、お金を入れられない貯金箱、ポケットの底が抜けてるエプロン、把手のとれたバケツ…その古道具屋は役に立たないものばかり半ば強引に売りつける。時空を超えてお客さん同士が複雑に絡み合い、頭がごちゃごちゃになったけど、ラストその物たちに込められた意味や、謎めいた古道具屋の正体が明かされた時、切なさに涙がこぼれた。不穏で温かくて不思議な読み心地。読むのに時間がかかったけど最後まで読んで良かった。

  • のぶ さん

    ファンタジーが漂っている不思議な作品だった。いつも通っている、よく知っているはずの道に、その古道具屋は突如現れる。周りにもなじんでいるし、私が気付かなかっただけで、ここにこんなお店あったかもと思わせる店構え。ついつい入らずにはいられず、入ってしまうと、店主も風変り。漫画の忍者ハットリくんのようで、別に買うつもりもないのに、ふらふらっと入ったら、ついつい財布を開いてしまう。誰かにとってのガラクタが、他の誰かにとってはとても必要な物だったりする。六つの話が収められているがどれも繋がっている風変わりな物語。

  • クキモン さん

    心に闇を抱える人の前に突然現れる古道具屋。そこで手に入れた物で幸せを手にする人もいれば、不幸になる人もいる。中盤には古道具屋の主人が悪魔のように怖い存在に思えたものの、ラストは意外な展開でした。人生はどう生きるべきかという少し哲学的なテーマが込められていて、色々なことを考えさせられた物語でした。

  • DONA さん

    なかなか不思議で不気味で複雑な心境になる話でした。そして悲しかった。最後はみんな前向きになってくれたから救われたけど。

  • 陽ちゃん さん

    この作者で普通のファンタジーはないよな、と思いながら読んでいたら、案の定、不気味な展開に…。でも、ラストは納得、かな。

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