あんのまごころ お勝手のあん 4 時代小説文庫

柴田よしき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758444156
ISBN 10 : 4758444153
フォーマット
出版社
発行年月
2021年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
303p;16

内容詳細

品川宿の宿屋「紅屋」では、おやすが見習いから、台所付きの女中として正式に雇われることとなり、わずかばかりだがお給金ももらえるようになった。最近は煮物も教えてもらえるようになり、また「十草屋」に嫁いだ仲良しのお小夜さまが、みずから料理して旦那さまに食べてもらえる献立など、毎日料理のことを考えている。そんななか、おしげさんからおちよの腹にやや子がいることを聞いていたおやすは、日に日に元気がなくなっていくおちよの本音に気づきはじめて―。大好評「お勝手のあん」シリーズ、待望の第四弾!

【著者紹介】
柴田よしき : 東京生まれ。1995年『RIKO―女神の永遠』で横溝正史賞を受賞。「RIKO」シリーズ、「炎都」シリーズ、「猫探偵正太郎」シリーズ、「花咲慎一郎」シリーズ他、ジャンルを超えて幅広く意欲作を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんごろ さん

    おやす、いい環境にいるね。紅屋の働く人達は良い人ばかり。お小夜との友情も微笑ましい。政との師弟の絆が強まるし、とても良い師弟関係だ。おやす、引け目とか感じることなく、しっかり意志を持って料理に精進してほしい。おちよは、いろいろあったけど、しっかり考えて見つめ直して、人生を歩んでもらいたい。颶風もあって大変だったけど、紅屋の素晴らしい面々がいるかぎり、再興できる。パワーアップした紅屋の姿を早くみたい。おやすの頑張ってる姿を知ったら、負けられないね。自分も頑張ります。気張ります。心をこめて。真心をこめて。

  • あすなろ さん

    今年の年納め本にあんちゃんを選択。何故かというと、仕事もプライベートもあまり良くない年であった今年である年末にあんちゃんの爽やかに一途に女料理人としての夢や仕事に打ち込む姿に触れて、僕の来年の仕事への活力を貰いたかったから。そそてこれは大正解でしたね。台所の神様に見染められたあんちゃんは、成長しやはり決心し続けることは料理人への途。但し、ラストのとおり、決心は固くても、心は柔らかく、ね。僕にもそれらは響きました。その他、料理等の話も含め、明るく年を納める事があんちゃんのお陰で出来ました。

  • タイ子 さん

    シリーズ第4弾。今回主に語られるのは、おちよちゃんの妊娠のこと。一度は好きだった人だけど、思い出しても詮無い事。押し込み強盗の手引きにおちよちゃんを騙して、結局はおちよちゃんが辛い目に遭ってしまった。迷った末に赤ちゃんは諦め実家に帰る決心をするが…。あんちゃんの友情がおちよちゃんの生きる力になったことが嬉しい。そして、あんちゃんも政さん、進之助、大女将、おさきさん、おしげさんたちの温かい言葉でまた前に進むことができる。大きな災害の後の皆の言葉に胸が熱くなる。頑張れ!

  • ぶち さん

    薩摩藩士の信之介の「あなたはもうどこからどう見ても、紅屋の台所の要人です。…… そしてあなたはそれを誇らしく感じ、期待に応えようと努力を重ねている。そうしたすべてが、あなたを変えていくんですね」は、おやすの成長の様を的確に表しています。大人の女へと少しづつ成長していく様子に読んでいて引きこまれ、そして応援したくなるのです。周りにいる大人たちが、料理のこと、病気のこと、世の中の仕組みまで教えてくれます。これもまたこのシリーズの魅力です。ラストシーンでの「まごころ込めて」というおやすの決意に胸が熱くなります。

  • おくちゃん🌸柳緑花紅 さん

    シリーズ第4弾。おちよのお腹の中の命。おちよの本音を聞き誰にとっても一番良い方法をと寄り添うおしげさん、今回はおしげさんの言葉が沁みた。嫁入りしたお小夜さんの旦那様の健康を願う献立。脂っこいものが好きな人でも満足できるさっぱりとした献立。大旦那様と大女将の優しい親子心。おあんちゃんの女料理人になりたいとの心を聞いた大女将の「決心は固くても心は柔らかく持っていなさい」終盤は海が品川を呑み込んでしまうという災害💦負けるもんか、品川の街を紅屋を取り戻す!命あることに感謝して、心をこめて。まごころこめて。

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