国家への道順

柳美里

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309026176
ISBN 10 : 4309026176
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
208p;18

内容詳細

国家とは、国民とは何なのか?「普通」とは何なのか?「在日」の問題を通じて問い続けた魂の叫び。

目次 : 謝罪への道順/ 事実を知る、その先に/ 我々の言葉/ チマチョゴリの紐が風に舞う日/ 逆境の中で、人は言葉に出逢う/ 痛ましい記憶を語ること/ 諦念ではなく抵抗としての沈黙/ あの日からの時間/ かけがえのない一人の生として悼む/ 「どこにもない場所」(Utopia)を創出する力〔ほか〕

【著者紹介】
柳美里 : 1968年生まれ。高校中退後、東由多加率いる「東京キッドブラザース」に入団。役者、演出助手を経て、87年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。93年『魚の祭』で岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。97年、『家族シネマ』で芥川賞を受賞。著書に『フルハウス』(専鏡花文学賞、野間文芸新人賞)、『ゴールドラッシュ』(木山捷平文学賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    柳美里は、新作中心に読んでいる作家です。小説はかなり読んでいますが、エッセイは初読です。気楽に読めるエッセイでは全くありません。襟を正して真摯に受け止めなければいけない非常に重い内容です。私はナショナリズムではなく、世界連邦でAI(残念ながら人間は信用出来ない)が政権を担うべき(飛躍的かつ理想的かも知れませんが)だと考えています。こうしなければ地球温暖化や人口爆発といった世界規模の問題は解決出来ません。本書は、安倍総理に読ませたい作品です。南相馬市居住の著者が、今後どんな作品を紡ぎだすのか楽しみです。

  • 樋口佳之 さん

    国家」という言葉に違和感を覚えるのです。隅々までよく知っていて、目隠しされたとしても、だいたいどこに何があるか見当がつく場所が「家」というものだから。/国の家と書いて、国家/この言葉の危うさを語るはじめにが印象に残りました。

  • おかん さん

    福島でのボランティアの人、その他のツイートで差別発言、ヘイトスピーチ、福島県人に対する差別を受けながら朝鮮人に対する差別など受けた人を思うと苦しくなります。でも日本人とか国と一括りにされると、やや困惑します。在日の人と結婚した日本人、在日の人を支援してきた日本人、住み慣れて帰化した在日の人も私は知っています。過去に戻ることはできませんが、日本人がしてきた事に対して心を痛めている日本人もいるということもわかって欲しいです。この本を読んで知らなかった事実を知ることができ、柳さんの率直な思いを知ってよかったです

  • Hitch さん

    柳美里は読み方を知っている程度だった。偶然本屋で、私の中の無意識下で長年堆積していた「日本人としてのうしろめたさ」がこの本と目が合い、購入した。内容は私には衝撃的なこともあったが、エッセイ形式と著者の(逆の立場ではありえない)優しさと前向きさのためか、すんなりと入ってきた。私は本当の自分を知りたいと思う。この本を読みながら、様々なことを考え、気づくことができた(が、この国の中で口にするのは勇気がいる)。昔、押すだけで使えるカメラを私は語源を知るまで「◯◯カメラ」と呼んでいた。この衝撃を久々に思い出した。

  • kuronyann さん

    柳美里さんは気になっている作家なのにその小説を読んだことが無い。重くて暗いだろうと勝手に思い込み躊躇しているうちに年月が経ってしまった。この本も軽くはなく重い。しかし暗く感じないむしろ明るい。著者は徹底して著者の立場から見て聞いて発言する。それが読む者の姿勢を正す。背筋を伸ばす。心地よい重みだ。文中には南相馬でボランティアをし、地元で感謝されている男性が差別の罵詈雑言をツイートするとの記載もある、根深い差別に驚いた。それでも「おわりに」では「北朝鮮」という一つの集合体として敵視することはできない」とある。

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人物・団体紹介

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柳美里

1968(昭和43)年、茨城県生れ。高校中退後、「東京キッドブラザース」を経て、1988年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993(平成5)年、『魚の祭』で岸田國士戯曲賞、1996年、『フルハウス』で野間文芸新人賞、泉鏡花文学賞、1997年、『家族シネマ』で芥川賞、1999年、『ゴールドラッシュ

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