染井為人

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本

滅茶苦茶

染井為人

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基本情報

ジャンル
：
文芸
ISBN/カタログNo
：
ISBN 13 : 9784065314579
ISBN 10 : 4065314577
フォーマット
：
本
出版社
：
講談社
発行年月
：
2023年05月
発売国
：
日本
追加情報
:
３３６ｐ；19

内容詳細

仕事はそこそこ順調、東京でシングルライフを謳歌する三十代女性が始めた不穏な恋愛。下校中、不良に堕ちた級友に再会した、とある北関東の高校生。老朽化したラブホテルを継ぐが経営不振に陥った静岡県在住の中年男。刹那な現代をサバイブしながら孤独を胸底に抱える者たちの欲望に駆られた出会いは、彼らをまっさかさまに谷底に突き落とす。

（「BOOK」データベースより）

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読書メーターレビュー

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  • 夢追人００９ さん

    読了日：2023/05/25

    時は２０２０年、コロナ禍真っ只中の関東地方で、三十路の独身ＯＬ、高校生男子、中年既婚男性の３人がそれぞれに滅茶苦茶としか言いようのない大騒ぎに巻き込まれてゆく狂騒的な物語。最後は偶然にも三人の運命が交錯する結末や如何に？この騒ぎの元凶が全てコロナ禍にあるかと言えば違うと思いますし、あの時もっと適切な行動をとればこんなに泥沼に嵌らなくて済んだかもしれないとか、いろいろと後で思い浮かぶ事はありますけれど彼らは一生懸命にやったと思いますし、人間は諦めなければ望みは常にあるのだと教えてくれているように思いますね。

  • reo さん

    読了日：2023/10/22

    三十代のキャリアウーマン今井美世子、進学校二年生で落ちこぼれつつある二宮礼央、老朽化し経営が苦しいラブホ経営の戸村茂一。この三人が新型コロナが取り持つ縁というか😁マッチングアプリの彼氏や小学校時代の友人はたまたスナックのママとそれぞれ出会い、その出会いが原因で滅茶苦茶な事件に巻き込まれるという、何というかページを捲る毎に不幸の度合いが増してくるというお話。著者氏出世作「悪い夏」のコロナバージョン😄それといきなりのエピローグに持ってこず、エピローグまでの「滅茶苦茶それから」があればもっと嬉しかったかも。

  • まちゃ さん

    読了日：2023/07/29

    国際ロマンス詐欺に巻き込まれる30代のキャリアウーマン・今井美世子。元級友の不良とつるむうちに恐喝、窃盗、殺人に巻き込まれる北関東の高校生・二宮礼央。持続化給付金詐欺と売春斡旋に巻き込まれるラブホテル経営者・戸村茂一。 「心のコロナ」にやられた三人の人生が富士山麓で交差する。まさに滅茶苦茶だけど、そこに皮肉とユーモアを感じた。面白かった。

  • ﾓﾙｸ さん

    読了日：2023/10/22

    30代仕事も順調、東京のマンションで一人暮らしをする女性がマッチングアプリで出会った外国籍の男性と恋におちるが…。群馬の進学校に入るもの自信を無くした高校生が不良となった元同級生と再会、そして…。静岡のラブホを経営する中年。経営が傾き、スナックママの口車にのるが…。３人が次第に堕ちていく。いかんよ、そっちへ行ってはいけない！という間もなく事態はどんどん暗転していき、結び付くはずのない３人が出会うのは…コロナによる生活の変化、隙が生まれそこにつけ入る輩が現れる。読みやすい文章、いつの間にか読み終わっていた

  • hirokun さん

    読了日：2023/06/12

    星3　とにかく読みやすい文章で、一気読みしました。内容としては、表題にあるように滅茶苦茶という表現がピッタリ。 人によって好き嫌いあると思いますが、難しいことを考えずに、ドタバタ喜劇を楽しむ感覚で楽しみました。

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染井為人

１９８３年千葉県生まれ。芸能マネージャー、舞台演劇ミュージカルプロデューサーなどを経て、２０１７年「悪い夏」で第３７回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

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