設計の設計 “建築・空間・情報”制作の方法

柄沢祐輔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784872751703
ISBN 10 : 4872751701
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,316p

内容詳細

目次 : 非線形のフォームと新しい空間の表象―ネットワーク的な建築をめざして(柄沢祐輔)(二〇世紀初頭の空間概念の変動による近代芸術・近代建築運動の勃興/ 「瀋陽市方城地区計画(Shenyang Fangcheng Project)」の実践 ほか)/ アーキテクチュラル・コーディング―計算、造形、工作(田中浩也)(コーディングとデザイン/ パラメトリック・モデリングとゲーテ―型と派生の思考をめぐって ほか)/ 批判的工学主義から「設計」を考える―建築的思考と情報的思考の関わりから(藤村龍至)(「設計」をめぐる三つの問い/ 「超線形設計プロセス論」 ほか)/ プロクロノロジカル・デザインに向けて―情報の相同と継承の設計(ドミニク・チェン)(問題提起―創造の連帯のために/ 人工物の生態系 ほか)/ 設計プロセス進化論―Algorism―建築の計算(不)可能性(松川昌平)(設計プロセスの進化論的枠組み/ モダニズム以前の設計プロセス ほか)

【著者紹介】
柄沢祐輔 : 1976年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科建築・都市デザインコース修了。文化庁派遣芸術家在外研修制度にてMVRDV(蘭)在籍、坂茂建築設計勤務を経て、2006年に柄沢祐輔建築設計事務所設立。情報論的、あるいはアルゴリズム的な思考を軸とした建築・都市空間の探究を行なっており、『10+1』No.48「特集=アルゴリズム的思考と建築」(INAX出版、2007)では責任編集者として編集を行なった

田中浩也 : 1975年生まれ。博士(工学)。慶應義塾大学環境情報学部准教授、ファブラボジャパン・ファウンダー。専門は設計科学・人工物工学・デザイン支援システム。本稿を執筆した2010年はマサチューセッツ工科大学建築学科客員研究員を務めた

ドミニク・チェン : 1981年生まれ。2004年よりNPOクリエイティブ・コモンズ・ジャパンの設立メンバーとして日本におけるフリーカルチャーの発展に従事。2008年株式会社ディヴィデュアル設立、Web・コミュニティ「リグレト」の企画・開発に携わる

藤村龍至 : 1976年生まれ。建築家。藤村龍至建築設計事務所主宰。建築設計に関わる実務活動の傍ら、フリーペーパーやイヴェント、教育など、建築の可能性を議論するための活動を展開

松川昌平 : 1974年生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業。1999年000Studio/ゼロスタジオ設立。2009‐11年文化庁派遣芸術家在外研修員および客員研究員としてハーヴァード大学GSD在籍。アルゴリズミック・デザインの研究、実践を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • YuYu さん

    思考がCOOLです。思考だけ。

  • KakeruA さん

    関数の選択と変数の設定は何を持って行われるのかと考える上で、柄沢・松川氏らはコンピューテーションの究極を、藤村・田中氏らはコミュニケーションの拡大を目指しているように感じる。他者性の獲得と指導者としての主張は、民主化し成熟した社会で目を反らせないキーワードだ。

  • 大林ひろし さん

    ミンコフスキー空間。空間の表象/表象の空間。スモールワールド・ネットワーク。デザイン言語/人口言語/自然言語におけるコーディング。コレクションとアブダクション。オープンなカスタマイゼーション。コードから物質を翻訳するリボゾーム。超線形設計プロセスの原則=ジャンプしない/枝分かれしない/後戻りしない(複数の要件を同時に処理しない?)。プロクロニズム。環世界のコンテキスト。パラメトリック/アルゴリズミック・デザイン。 意味論的境界を越えたアーキテクチャ論考。とくに建築・空間設計の話は知的好奇心を刺激した。

  • Ito Makoto さん

    内容を短くまとめるなら「代謝建築の分析と応用」といった感じである。松川昌平氏の「か・かた・かたち」というプロセスから「かち」という新しい考え、法則性を言い出す考えは読んでいて非常におもしろかった。またそれとはまた違って田中浩也氏のグラスホッパーでのシュミレートなどによる集合から全体や法則を見出すこと、また敷地・環境などの建築的源流から完成形を模索するという方法もデジタルで新しいもんどあとおもう。ただ、実際建築には感性を使用することは免れず、これを実践するには高い論理的なセンス・感性が必要なのは間違いない。

  • 鼎徒(かなと) さん

    最終形をイメージしない建築、積み上げていく建築という意味で超線形プロセス論は非常に面白い。あえて難点を挙げるとするなら、どの論 も非常に読みづらいということだ。本来読んで勉強するべき、建築に足を踏み入れた若者の頭に、きっと 一つも残らないだろう。散文的なキーワードの軽重も判断しかねるに違いない。

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柄沢祐輔

1976年東京都生まれ。建築家、柄沢祐輔建築設計事務所主宰。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科建築・都市デザインコース修了。文化庁派遣芸術家在外研修制度にてMVRDV(オランダ)在籍、坂茂建築設計勤務を経て、2006年に柄沢祐輔建築設計事務所設立。情報論的、あるいはアルゴリズム的な思考を軸とした

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