月食館の朝と夜 奇蹟審問官アーサー 講談社ノベルス

柄刀一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062991162
ISBN 10 : 4062991160
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
252p;18

内容詳細

「奇蹟」の真偽を判定する奇蹟審問官アーサー・クレメンスは、世界を放浪した陶芸家・萬生こと故・五十幡典膳の館を弟の甲斐と訪れた。翌朝、皆既月食を「月宮殿」で観測していた萬生の長男・昭が遺体で見つかり、館に招かれた一人も「万物ギャラリー」にて刺殺体で発見される。推理の果てに浮かび上がるのは、館の秘密の仕掛けか、神の遊戯か?アーサーの眼前に広がるのは…!?

【著者紹介】
柄刀一 : 1959年、北海道生まれ。公募アンソロジー「本格推理」への参加を経て、98年、『3000年の密室』で有栖川有栖氏のエールを受けてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • つたもみじ さん

    『サタンの僧院』を含めてシリーズ四作目。久しぶりにアーサー様にお会いできました。このシリーズは奇蹟を絡めた不可能犯罪を扱ったものが多いのだけれど、今回は普通のトリックミステリ。宗教議論的色合いも少ないです。奇蹟の真意を判定する、ヴァチカンの奇蹟審問官アーサー・クレメンスは、列福式のコーディネイトの為に来日し、異母弟・甲斐と共に陶芸家・萬生こと故・五十幡典膳の館を訪れていた。皆既月食の夜が明け、「月宮殿」では萬生の長男・昭の遺体。「万物ギャラリー」でも刺殺体が発見される。如何にして二人は殺されたのか…。

  • geshi さん

    奇蹟にまつわる不可能犯罪を期待していたけれど、端正なロジックをメインにしたミステリだった。美術論や神学や罪の話が繰り広げられる前半が読んでいて「そんな事はいいから早く殺人起こせ!」と言いたくなるゆったりテンポ。三人称視点と一人称的心の声がシームレスで書かれている文章が妙に読み進めにくい印象だった。フーダニットの厳正な論理がまさしく隙なく詰められているのは流石だし、犯人が死体を損壊した理由が反転する理屈の付け方には成程と唸らされた。中編として書かれていればもっと評価できたと思う。

  • ぽろん さん

    奇蹟審問官という言葉に引かれ、新刊コーナーからお持ち帰り。シリーズものだったのかな。ちょっと小難しい文章に馴染めず、読み終わる迄時間がかかってしまった。期待していた奇蹟の審問に関わる事件はなく、奇蹟審問官アーサーが日本に帰国して遭遇した殺人事件を推理する。残念ながら、物語に入り込めないまま、読了。

  • shizuka_電気うさぎ さん

    久しぶりに弟の甲斐くんが登場。兄弟萌えなのでとても嬉しい。個人的にはお祖母ちゃんの眼に関する推理が好き。力技の真相(笑)も柄刀さんらしくて良い。さて甲斐の母親のことは今後のシリーズの中で触れられるのだろうか。そして冒頭の意味ありげな一文はどう考えたらよいのか。

  • 悪者みきこ さん

    母さんが?の続きは?? 交通事故は難しい。

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人物・団体紹介

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柄刀一

1959年、北海道生まれ。公募アンソロジー『本格推理』シリーズ(光文社文庫)への参加を経て、’98年『3000年の密室』で長編デビュー。ロマンティシズム溢れるテーマを揺るぎない論理で展開する知的な作風で、多くの熱狂的な支持を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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