Books

もう逃げない。 -いままで黙っていた「家族」のこと-

林真須美死刑囚長男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784828421155
ISBN 10 : 4828421157
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

21年前の朝、目が覚めたらぼくは「殺人犯」の息子になっていた―いじめ、差別、婚約破棄…迷い、苦しみながら、それでも強く生きていく。和歌山カレー事件、林眞須美死刑囚の長男が初めて明かす「罪と罰」、そして「生きること」の本当の意味。

目次 : プロローグ―長いお別れ/ 第1章 狂騒―ぼくの目に映った事件の真相(ぼくたちの運命を変えた家族カラオケ/ 徹夜のマージャン、用水路へのゴミ捨て ほか)/ 第2章 宿命―ちょっと奇妙な家族の物語(「やってるわけないやろ」/ 母だけについた「殺人未遂容疑」 ほか)/ 第3章 絶望―終わりのない“断罪”の日々(友だちとの永遠の別れ/ 「カエルの子はカエルやな」 ほか)/ 第4章 葛藤―「死刑囚の子ども」という十字架(バスケの試合中に浴びたヤジ/ 消したくても消えないおぞましい記憶 ほか)/ 第5章 覚悟―やっと見つけた自分らしく生きる道(強すぎる結婚願望/ 両親とも「交通事故死」というウソ ほか)/ エピローグ―母と笑い合える日

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • sayuri

    1998年7月に発生した「和歌山毒物混入カレー事件」の犯人として逮捕された林眞須美死刑囚の長男の手記。当時11歳だった長男のその後21年間が綴られている。「殺人犯の息子」と言われ死刑判決が下されたその日からは「死刑囚の息子」と呼ばれた長男の人生には想像を絶するものがあった。『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い』の諺通り、子供に罪はなくとも被害者の心中を想うと一概にNOとも言えない現実もある。本著では警察の偽装を思わせる記述もあり冤罪の可能性も匂わせる。犯人が否認し続ける以上、真相は藪の中で、子供達の人生も真っ暗だ。

  • ♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

    先日和歌山カレー事件を題材にした小説『悲素』を読んだ。忘れられつつあるこの事件。詳しく知りたくなり、3冊図書館で見つけてきた中の1冊。両親の出合いから事件、そして逮捕後の児童養護施設での生活など眞須美死刑囚の長男の手記。科学的に事実を積み重ねて犯罪を立証した『悲素』とは違い、「わずかな身内が母を信じ続けることだけは許していただきたい」と対極的な視点から書かれている。犯罪者の子どもということで、理不尽な扱いを受けてきたのは伝わってくる。少なくとも「犯罪者の家族」に対する差別やいじめを考えるきっかけにはなる。

  • ma-bo

    和歌山カレー事件の林夫妻が保険金詐欺をしていた事は間違いないだろう。ただカレー事件に関しては他の関連の著書を見ても、目撃証言の曖昧さや、ヒ素の鑑定結果の真偽、林宅で見つかった証拠物の状況(警察の偽装?)等、謎が多い。 本書は林夫妻の長男が、家族から見た事件の当時の家族からみた真相やその後の葛藤を語っている。 加害者家族が背負う十字架。特に子供達には罪はないと思うが、それは現実として私自身の回りに直接的や間接的にでもふりかかった事がないから言える偽善的な意見なんだろうか。

  • ごへいもち

    読むのが辛く飛ばし読み。事件後の施設での虐待、男の子ですらこれなら女の子は…と思うと先ごろ自殺した長女さんも含めて酷い人生だとため息が出る。出自を隠さなくては仕事も結婚もできない。職場で同僚と談笑していても身元がバレる不安が付き纏う。

  • かわうそ

    ★★★★★「しかし、恵美のの高校生活は長くは続かなかった…… 恵美が進学した高校は、恵美の入学が決定した時点で保護者たちを集め、「今度、カレー事件の容疑者の子どもが入学してきますが、特別な目で見ないでください」と伝えていた。」学校は子どもを守ってくれる場所ではないことは「旭川イジメ凍死事件」にもこの出来事にも現れている。「相手チームの応援席から、「死刑囚の子ども!」とヤジを飛ばされたことが忘れられない。どんなに一生懸命頑張って生きていても、「死刑囚の子ども」という現実からは逃れられないということを

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items