私のスポットライト ポプラ文庫

林真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591177761
ISBN 10 : 4591177769
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
追加情報
:
195p;15

内容詳細

「世の中、頑張るコと運のいいコがいる。
運のいいコの方が最初は前に出ていくけど、
残るのは頑張るコの方だ」


顔も成績も地味な13歳の平田彩希は、クラスで目立たないように過ごす日々。しかし、クラスの派閥争いのあおりを受け、学園祭のクラス劇で主役を演じることに。これを機に演劇の面白さに目覚めた彩希は、児童劇団に入団するのだが、クラスメイトに「カンチガイしてる」と言われて――。

「フツウ」コンプックスや周囲の視線から脱し、自分の「好き」に向き合う苦悩と喜びを、林真理子が瑞々しく描いた青春小説。

【著者紹介】
林真理子 : コピーライターとして活躍したのち、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーに。『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞を受賞。『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞、2018年紫綬褒章、2020年菊池寛賞、2022年野間出版文化賞を受賞。小説のみならず、「週刊文春」や「an・an」の長期連載エッセイでも変わらぬ人気を誇っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン さん

    スクールカースト下層の女の子が、音読が上手ということをきっかけに演劇の道へと進む。カーストに囚われる母と、愚直な努力を尊ぶ父、そして親ガチャ勝者の従姉妹と絶妙な設定なのだけど、絶妙すぎてのめり込めなかった。数をこなす作者にはテンプレというか仕様書みたいなものがあるんだろうな、と思ってしまった汚れた心の私を許してください。

  • kimuchi さん

    青春小説。華やかなスポットライトが当たる道を歩く人もいれば、スポットライトの下を歩けない人もいるし、スポットライトを歩く人のために陰でサポートする人もいる。努力が報われて欲しい。

  • 9分9厘 さん

    クラスカースト上位の女子たちの影口に負けず好きなものをみつけ努力する彩希に父が言う「頑張ることを馬鹿にする奴らを、笑ってやれ」泣きそうだ。

  • ますみ さん

    ★4★

  • とりみ さん

    お父さんの言葉に とても勇気づけられた。そして自分の学生のときの感情の揺れ動きがなんだったのか この年になって 原因がわかったような気がします。 最後も痛快だったの!読了後 すっきりしました。

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人物・団体紹介

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林真理子

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学

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