李王家の縁談 文春文庫

林真理子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167923068
ISBN 10 : 4167923068
フォーマット
出版社
発行年月
2024年12月
日本
追加情報
:
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内容詳細

美貌と聡明さで知られる梨本宮伊都子妃。愛娘・方子を皇太子妃にと望むが叶わず、朝鮮の王世子・李垠との縁談を思いつく。娘の幸せを願い、この結婚を成功させるべく伊都子は奔走するが…。明治から昭和にかけて波瀾の生涯を送った女性皇族の視点で、華麗な世界と高貴な者の知られざる内面を描く歴史小説。

【著者紹介】
林真理子 : 1954(昭和29)年、山梨県に生まれる。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年のエッセイ集「ルンルンを買っておうちに帰ろう」がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年「白蓮れんれん」で第8回柴田錬三郎賞、98年「みんなの秘密」で第32回吉川英治文学賞を受賞。2018年紫綬褒章受章。20年、「週刊文春」の連載が、「同一雑誌におけるエッセーの最多掲載回数」として、ギネス記録に認定される。同年、第68回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • はる さん

    2024年読み納めの一冊。スピンオフの皇后は闘う事にしたを先に読んでしまいましたが、この背景にはこれがあったのよねと思いながら読むことが出来たのでどちらを先に読んでも支障はないように思いました。また、ここまでリアルに作品を仕上げられたのはやはり詳細な日記を綴っていたおかげともいえるでしょ。この話しの中には現代の日本人が知らない歴史があり、とても興味深く読むことが出来ました。

  • Sakura さん

    梨本宮伊都子妃の娘・方子女王は大正9年に朝鮮の王世子に嫁ぐ。渡辺みどり氏の「李方子妃」では、この縁組は波多野宮内大臣から出た話で、どうにも断れなかったとあったが、本作では、東宮(昭和天皇)妃は良子女王に決まったと聞いた伊都子妃が画策したものとなっている。李王家の縁談というより、当時の皇族の縁談がいかに難しいものであったかというのが焦点となっている感じ。真実はわからないが、色々な視点から読むのもとても興味深い。

  • たけはる さん

    ロイヤルな話が読みたくなって。伊都子妃が名仲人として活躍するも、時代の流れに抗いきれず晩年を迎えるまでの話。人様の縁談に命を懸け、情熱を燃やしては生き生きと東奔西走する。こういう世話焼きマダムいるよなぁと苦笑しつつ、でもこういう人がいてくれると助かる場面があるのも事実。最後まで気高く皇族としての誇りを貫こうとした姿がお見事でした。

  • つっきー さん

    梨本宮伊都子が長女の方子の縁談に奔走するところから始まる。相手は朝鮮李王朝のちの第二代李王。果たしてこの結婚は上手くいくのか? その後も方子の妹規子、李王の妹徳恵の婚姻も伊都子が主導していく。大正から昭和へと時代は移り、日本は戦争へと突き進む。大きな時代のうねりがあり、その時々の皇族の心の動きが興味深かった。

  • Nazolove さん

    何気に感想書いてなかったこれ(笑) さておいて、李王家、なんて言われてもどこのこっちゃ、と思うくらいに貧民街道突っ走っている私。 現代よりもやっぱり病に伏してしまう率が高いのが時代を感じる作品であった。 そして金持の家にいそうなちょっと頭悪そうな金持の書き方がこの作者の書きそうな内容っぽいのもなかなか面白い本であった。 ドラマを求めるよりも一歴史本、として読んでいただいた方が分かりやすいのかな、なんて思う本であった。

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林真理子

1954年、山梨県生まれ。日本大学藝術学部卒。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、95年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞を受賞。18年紫綬褒章受章、20年菊池寛賞、22年野間出版文化賞受賞(本デー

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