神武天皇実在論 学研M文庫

林房雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784059012436
ISBN 10 : 4059012432
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
追加情報
:
15cm,282p

内容詳細

正史『日本書紀』や『古事記』に描かれた神々や英雄の姿は、虚構ではない!―そう確信する著者は、封殺された古代史文献をひもときつつ、神話と歴史の空隙に光をあて、諸説の検証をもとに神武以前の数十代におよぶ天皇の存在を推理し、日本民族と天皇家のオリジンを明らかにしようと試みる。『大東亜戦争肯定論』で戦後論壇に波瀾を巻き起こした作家の、戦後史学のタブーを破った書が、40年の歳月をへて復活。

目次 : 真の歴史と神話の復権/ 古代における民族の移動/ 日本民族の起源/ 『富士古文書』とその記録者徐福の使命/ 『富士古文書』の語るもの/ 『上記』の編纂史と古代文字/ 日本の古代を語る『上記』/ 両古文書の否定者は、だれか/ 「津田学派」に対する津田博士の反論/ 神武実在説の復活/ 天孫族と出雲族/ 古代の外寇と内乱/ 神武東征/ 縄文農耕論/ 天皇論

【著者紹介】
林房雄 : 1903年、大分県に生まれる。東京帝国大学法学部政治学科中退。学生時代からプロレタリア運動に身を投じ、社会主義小説や評論を発表する。1975年、72歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 肉欲棒太郎 さん

    神武天皇の実在性を立証するためにいわゆる「偽書」を持ち出してくるのは、ある意味諸刃の剣というか、林房雄の主観的な意図とは裏腹に「反国家的」な振る舞いになりかねないと思うのだが。竹田恒泰がそれに対して割りと肯定的な解説を書いているところも含めて、なかなかの問題書だと思う。

  • がんぞ さん

    左翼系の学者は上代天皇の存在を疑い、皇統の連続を疑うが、「神道」といえる自然信仰が弥生時代以前、縄文時代にまでさかのぼれると言うのは疑いない。『富士古文書』『上代』そして当時話題となった『竹内文書』は学研ムーの常連ではあるが神武天皇以前について奇妙な一致を見せることも間違いない。本居宣長から『古事記』重視で『日本書紀』軽視してきたが、どちらにしても古事記は変に見立解釈するより素直に物語と読むべきで、「物語は史書よりよく歴史を語る」さすが上山春平先生。

  • 冬至楼均 さん

    このレーベルはネタとして読むべきもの。と割り切れば面白い。

  • 南註亭 さん

    天皇関係の本として読んでもいいし、偽書関連の本として読んでも良い。けっしてトンデモ本ではないので、それなりにしっかり読み込むといろいろな発見もある1冊である。

  • 南註亭 さん

    1971年光文社カッパブックス初刊を著者が生前に一部加筆したものを文庫化。 『富士古文書』つまり「宮下文献」を使っているのが問題だが、それがなくても言わんとするところの筋は通る。 竹田恒泰の解説は無用でしかなく、編集部のセンスのなさがうかがえる。 とはいえ、本文の内容自体は興味深いものがあり、関心のある者にとっては必読の一書である。 オススメ度 ☆☆☆☆☆

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