日本史のしくみ 変革と情報の史観 中公文庫

林屋辰三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122067004
ISBN 10 : 4122067006
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
296p;16

内容詳細

歴史とは変革の歴史であり、情報が歴史を動かす―。古代の倭国の大乱から第二次大戦後までを一二の時期に区分し、歴史を考える論点を提示する。編者に上田正昭、司馬遼太郎、原田伴彦、村井康彦を加えた多彩な執筆陣がユニークな視点から日本史のしくみを解き明かした記念碑的著作。

目次 : 海と舟―倭国の大乱/ 馬とかじや―継体・欽明朝の動乱/ 歌と女―奈良朝の動乱/ 花と御霊―承平・天慶の乱/ 名のりと語り―源平争乱・承久の変/ ぜにと念仏―蒙古襲来・南北朝/ わびとふるさと―応仁の乱・戦国時代/ 鉄砲とかぶき者―関ヶ原・島原の乱/ 藩と浮き世―慶安の変・百姓一揆/ 白浪と黒船―幕末の内乱/ 切手とオッペケペ―自由民権同前後/ 旗と銀座―戦争と平和の時代

【著者紹介】
林屋辰三郎 : 1914年(大正3)、石川県に生まれる。38年、京都帝国大学文学部国史学科を卒業。日本史研究会の発起・代表委員。立命館大学教授、京都大学人文科学研究所教授、同所長、京都国立博物館館長、日本学士院会員を歴任。90年、朝日賞受賞。98年(平成10)、死去

梅棹忠夫 : 1920年(大正9)、京都市に生まれる。43年、京都帝国大学理学部卒業。京都大学人文科学研究所教授、国立民族学博物館館長を経て、同館顧問・名誉教授。専攻は民族学、比較文明学。理学博士。94年、文化勲章受章。2010年(平成22)、死去

山崎正和 : 1934年(昭和9)、京都府に生まれる。京都大学大学院美学美術史学専攻博士課程修了。関西大学教授、大阪大学教授、東亜大学学長などを歴任。劇作家・評論家。2018年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Syo さん

    なかなか。 かなり詳しく多面的。

  • CTC さん

    2月の中公文庫新刊(改版)。もとは共同通信の69年年末からの月イチ連載で、林家辰三郎と梅棹忠夫、山崎正和の3人とゲストによる共同討議を下敷きにしている。単行本は71年。山崎氏がたまたま新幹線で社主 嶋中鵬二と遭遇し、即決だったという。本書は1年間月イチの企画なので12章構成だが、座談会のような簡単なものではない。まず時代を12に分けて其々の論点を予め決定し、それに対して林家氏あるいはゲストが基調報告をし、それをもとに皆で自由討議、コレを整理して参加者が其々小論文を執筆、さらに再検討して原稿になったそう。

  • まふ さん

    京都大学卒業の日本を代表する歴史家、文化人たちが日本の歴史を形作ってきた根本事象、要因を大きく「変革」と「情報」の二つにまとめてこの切り口からの集団討議をしたその記録。全体的に要領よくかつ分かりやすくまとめた書である。碩学たちの議論は面白く、説得的かつ納得的であった。中でも梅棹忠夫の議論は刺激的であり、もっと彼の考え方を理解したいという気持にさせた。

  • 紙狸 さん

    単行本初版は1971年。2019年2月に文庫本の改版発行。梅棹忠夫、林屋辰三郎、山崎正和が中心となった日本史の勉強会を踏まえ、各人が執筆。個人的に面白かったのは、道教が日本文化に与えた影響に着目している点だ。道教を背景とする陰陽道は、今も大安・友引・仏滅といった日取り、「恵方」など方角、丙午といった干支と運勢ーといった形で生きる。総括討論で梅棹は「道教はヒンズー教と同じく、哲学にならない宗教」、「仏教やキリスト教という世界宗教と対立する土着宗教」だと言い、この系列に「神道・道教・ヒンズー教」を位置付ける。

  • akamurasaki さん

    約50年前に出版された本の復刻ですが、表紙に記された著作者たちの豪華な面子にまず圧倒されます。50年前の文章だけに卑弥呼をオールドミス呼ばわり(笑)するなど、またそれも時代が感じられて興味深かったです。

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林屋辰三郎

1914年(大正3)、石川県に生まれる。38年、京都帝国大学文学部国史学科を卒業。日本史研究会の発起・代表委員。立命館大学教授、京都大学人文科学研究所教授、同所長、京都国立博物館館長、日本学士院会員を歴任。90年、朝日賞受賞。98年(平成10)、死去

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