おはこ演目「芝浜」の最新版ほか、たい平落語をたっぷり3席!
林家たい平が日本コロムビア鰍ナ初めてCDを発売したのが2004年、演目はその時すでに年末恒例で主催していた独演会「“芝浜”の会」からの「芝浜」であった。
それから18年間、恒例の「“芝浜”の会」は変わらずに続けられ、会場も大きくなりさらに多くの落語ファンを集めており、林家たい平のライフワークとなっている。
今作は最新版の「芝浜」に加え、爆笑編「死神」、林家たい平自身の自伝的父子愛物語「喜びを作る男」の3演目を収録。
<死神>
たい平版の「死神」は爆笑編である。主人公は売れない下手くそな噺家、まるでたい平自身をパロディに仕立て上げたような楽しい語り出しだ。
本作に登場する死神は、大好きなその噺家を応援しようと、金儲けをするためのあるまじないを教える。見事大儲けし調子に乗った噺家は、死神の教えに背いたせいで…この男の運命は?
<喜びを作る男>
たい平が子供の頃、父はミシンに向かって毎日のように洋服を仕立てていた。中学、高校、大学と成長するたい平に対して注いだ父の愛の形は当人にはなかなかわかりにくかったかもしれない。これはある意味たい平の自伝であり、かつ父と子の物語である。
<芝浜>
2004年に発売されたCDに収録されていた前作の「芝浜」では、主人公夫婦像が若さにあふれ、その若さゆえ乱暴な主人公・勝五郎がダイナミックに変わってゆく物語だった。
それに対し今作の夫婦像は大きく変化しており、夫婦のお互いに対する愛情がそこかしこににじみ出てくる。
他の落語家とは異なる、たい平の「芝浜」が現れたのではないか。
(メーカー・インフォメーションより)
林家たい平の落語3席を収録。18年間続けている〈“芝浜”の会〉で披露しているおはこ演目「芝浜」に加えて、「死神」、林家たい平自身の自伝的父子愛物語「喜びを作る男」を収録している。(CDジャーナル データベースより)