プロレタリア短歌 コレクション日本歌人選

松澤俊二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784305709196
ISBN 10 : 4305709198
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
追加情報
:
117p;19

内容詳細

労働者の叫びを知り、未来を拓く知識を獲得する歌五十首。

目次 : あぶれた仲間が…(坪野哲久)/ 夜明けの様に…(中村黒尉)/ 大きな泥足が…(田中定二)/ 路ばたの草木に…(前川佐美雄)/ がらんとした湯槽の…(坪野哲久)/ 裏小路のゴミ溜に…(並木凡平)/ せめて税金を…(中積芳朗)/ 俺が巻いた枕時計の…(久賀畑助)/ 野球の勝敗に…(藤田晋一)/ プレスにねもとまで…(石塚栄之助)〔ほか〕

【著者紹介】
松澤俊二 : 1980年、群馬県生まれ。名古屋大学大学院博士後期課程を経て、博士(文学)。現在、桃山学院大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • くさてる さん

    「恋愛を歌わなかった 自然の美しさを詠まなかった」という惹句に惹かれて手に取った。わたしは短歌に詳しくないけれど、これだけの短さで浮かび上がる情景は生々しく鮮烈だ。当時の時代背景などの社会状況を含めた解説が丁寧で分かりやすく、作品理解を手助けしてくれました。印象に残る句がいくつもあって、興味深かったです。

  • ずー さん

    定型・文語は支配階級を象徴するものであるから破調と労働者の日常使いの言葉によってそれを乗り越えていく、というコンセプトには惹かれてしまうが、歌を読んでいくとあまりにも無骨で果たしてこれは短歌なのか…と思ってしまうものもそれなりにある。案の定、これは短歌なのか?という壁にぶち当たったこともプロレタリア短歌の衰退の要因の1つとなっている。最近の某新人賞でも「文学的価値」と「社会的価値」について議論になったが、短歌ってなんなのか、文学的価値ってなんなのか、それを決めるのは誰なのか?という謎が深まったように思う。

  • zeroset さん

    「林檎の様な少女の頬が、綿くずの中で萎んでいくのを見ろ」図書館で最初に開いたページに、これが載っていて打ちのめされた……。

  • haiyeyu さん

    昭和の初めに、労働や貧困について詠まれた短歌を集めた歌集。戦争へ向かう中、あっという間に衰退しその後も評価されなかった運動らしいけれど、これらの歌に詠まれた状況は今現在もそこら辺に転がっているじゃないか。 「林檎の様な少女の頬が、綿くずの中で萎んでいくのを見ろ」は当時の女工について詠まれた歌だが、今読むと外国人技能実習生の話と読めるし 「オリムピック!オリムピックと書きたて生活の問題忘れさせようとする」なんてね。1936年に詠まれた歌ですよ。ははは。

  • tkm66 さん

    これ、良いっすねー!かなり好き。

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松澤俊二

1980年、群馬県生まれ。名古屋大学大学院博士後期課程を経て、博士(文学)。現在、桃山学院大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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