基本情報
内容詳細
西欧近代の〈知〉の体現者でありながら、近代の闇を越え損ねた生理学者=写真家・E=J.マレーの実像に迫り、〈表象〉と〈イメージ〉の運命を華麗なエクリチュールで透視する力作。
【著者紹介】
松浦寿輝 : 1954年東京生まれ。1976年東京大学教養学部教養学科フランス科卒業。1980年同大学大学院仏語仏文学専攻修士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授(表象文化論、フランス文学)。詩人。小説家。映画批評家。著書として、『口唇論―記号と官能のトポス』(青土社、1985、新装版1997)、『映画n−1』(筑摩書房、1987)、『平面論―一八八〇年代西欧』(岩波書店、1994、渋沢クローデル賞)、『エッフェル塔試論』(筑摩書房、1995、吉田秀和賞)、『折口信夫論』(太田出版、1995、三島由紀夫賞)、『映画1+1』(筑摩書房、1995)、『文学のすすめ』(編著、筑摩書房、1996)、『青天雨月―エセー』(思潮社、1996)、『ゴダール』(筑摩書房、1997)、『謎・死・閾―フランス文学論集成』(筑摩書房、1997)、『知の庭園―一九世紀パリの空間装置』(筑摩書房、1998、芸術選奨文部大臣賞)など。詩集として、『冬の本』(青土社、1987、高見順賞)、『松浦寿輝詩集』(思潮社<現代詩文庫>、1992)、『鳥の計画』(思潮社、1993)など。小説として、『もののたはむれ』(新書館、1996)、『幽(かすか)』(講談社、1999)、『花腐し』(講談社、2000、芥川賞)など。訳書として、『ヴァレリー全集カイエ篇』第4巻(共訳、筑摩書房、1980)、ジャック・デリダ『基底材猛り狂わせる』(みすず書房、1999)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
松浦寿輝
1954年、東京都生まれ。詩人、小説家、批評家。評論『明治の表象空間』(毎日芸術賞特別賞)、小説『花腐し』(芥川賞)、『半島』(読売文学賞)、『名誉と恍惚』(谷崎潤一郎賞、ドゥマゴ文学賞)、『人外』(野間文芸賞)など著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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