明治の表象空間上 岩波現代文庫

松浦寿輝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006004743
ISBN 10 : 4006004745
フォーマット
出版社
発行年月
2024年04月
日本
追加情報
:
344p;15

内容詳細

学問分野ごとに仕切られた分類の枠を排し、混沌状態に立ち騒ぐ日本語言説の総体を、徹底したテクスト読解を通じて横断的に俯瞰することで、「理性」「時間」「システム」という現在に直結する近代日本の特異性を描き出し、「表象空間」のダイナミズムを浮かび上がらせる。毎日芸術賞特別賞受賞作。(全三巻)

【著者紹介】
松浦寿輝 : 1954年東京生まれ。詩人、小説家、批評家、フランス文学者。東京大学名誉教授。1988年『冬の本』で高見順賞、95年『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、96年『折口信夫論』で三島由紀夫賞、同年『平面論―一八八〇年代西欧』で渋沢・クローデル賞平山郁夫特別賞、2000年『知の庭園』で芸術選奨文部大臣賞(評論等部門)、同年「花腐し」で芥川賞、05年『あやめ 鰈 ひかがみ』で木山捷平文学賞、同年『半島』で読売文学賞、09年『吃水都市』で萩原朔太郎賞、14年『afterward』で鮎川信夫賞、15年本作で毎日芸術賞特別賞、17年『名誉と恍惚』で谷崎潤一郎賞およびドゥマゴ文学賞、19年『人外』で野間文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しずかな午後 さん

    明治という時代に展開されたあらゆるジャンルのテキストが俎上に載せられ、松浦寿輝の妙技というほかない“読み”によって、古びたテキストが新鮮な魅力をもって現れる。とくに上巻となる本書では、刑法の法案や、警察官の心得といった官僚的で無味乾燥といっていいテキストを扱っているのに、そこから文学的な味わいが読みだされていく。本書を読んでいるうち「およそ人間が考え書き残したものは、どんなジャンルのものでも面白く読むことができるのではないか」という気になってくる。

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松浦寿輝

1954年、東京都生まれ。詩人、小説家、批評家。評論『明治の表象空間』(毎日芸術賞特別賞)、小説『花腐し』(芥川賞)、『半島』(読売文学賞)、『名誉と恍惚』(谷崎潤一郎賞、ドゥマゴ文学賞)、『人外』(野間文芸賞)など著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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