室町期公武関係と南北朝内乱

松永和浩

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642029117
ISBN 10 : 4642029117
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22

内容詳細

室町期公武関係はどのように形成されたのか。足利義教期までを対象に、室町期に通底するその規定要因を探る。南北朝内乱など、武家がさまざまな政治課題に直面する中で、公家と接触していったことが、公家社会にいかなる変容をもたらし、室町期特有の在り方を形成したのかを解明。幕府の「権限吸収」に替わる新たな公武関係の枠組みを構築する。

目次 : 室町期公武関係論の現状と課題/ 第1部 公武関係の形成と南北朝内乱(室町期における公事用途調達方式の成立過程―「武家御訪」から段銭へ/ 軍事政策としての半済令/ 南北朝期公家社会の求心構造と室町幕府/ 南北朝期公家社会の「忠節」について―二通の足利義詮書状から)/ 第2部 公武関係の展開と室町殿権力(室町殿権力と朝儀/ 室町殿権力と公家社会の求心構造)/ 第3部 室町期公家社会の変容(左馬寮領と治天・室町殿/ 源氏長者独占体制の成立過程/ 万里小路家の台頭)/ 室町期公武関係の基本構造

【著者紹介】
松永和浩 : 1978年熊本県に生まれる。2008年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得退学。現在、大阪大学総合学術博物館助教・博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 吃逆堂 さん

    論旨は明解。欲を言えば、最後にもう一歩踏み込んだ展望なり南北朝時代像がほしかったかも。

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松永和浩

1978年、熊本県生まれ。博士(文学)。専門は日本中世史、酒史、大阪学。2008年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、大阪大学共創機構社学共創本部准教授。大阪大学適塾記念センター、同総合学術博物館、同アーカイブズ兼任教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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