「超」怖い話 庚 竹書房怪談文庫

松村進吉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801923416
ISBN 10 : 4801923410
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;15

内容詳細

かつてない混迷の中にある今夏、とんでもなく濃密な怪談が3人の元に集まった。否、託されたと言うべきか。孤独な霊感少年と部屋に棲む若い女の霊との幾年「淡日」、かつて我が子を殺し、服役した過去を持つ女性が見る悪夢「埋夢」、眺望は良いが何かが棲みついている旅館の一室。その部屋の客室係が見たものとは「眺めの良い部屋」、家賃滞納者を退去させた後の部屋にいた見えないモノ「ここに誰かがいる」、事故で死んだ少年がかつての家庭教師に残した不穏な手紙「わからない子」、廃墟で肝試し中いつのまにか消えたケータイはどこに「失せ物」他、うっすら汗ばむ肌も冷たい全32話収録!

【著者紹介】
松村進吉 : 1975年、徳島県生まれ。2006年「超‐1/2006」に優勝し、デビュー。2009年からは五代目編著者として本シリーズを牽引する。2017年『「超」怖い話 丁』(竹書房)より共著に深澤夜と原田空を迎え、新体制をスタート

深澤夜 : 1979年、栃木県生まれ。2006年にデビュー。2014年から冬の「超」怖い話“干支シリーズ”に参加、2017年『「超」怖い話 丁』より“十干シリーズ”の共著も務める

原田空 : 1978年、埼玉県生まれ。2006年にデビュー。2017年『「超」怖い話 丁』より“十干シリーズ”の共著者として参戦(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 雨 さん

    このシリーズ好き。

  • 澤水月 さん

    霊感ありと嘘をついていた少女が成人後、起こしてしまった悲劇「懺悔」。「話を集める中で、時折聴いたことを酷く後悔することがある…胸焼けがするような、所謂「厭な話」に当たった時」、確かに読んだことを後悔するほど息苦しい「埋夢」。向かいのマンションを盗撮する趣味を持つ男性が遭遇した「テストパターン」はアナログ放送時代の未明、“砂の嵐”になる直前のテレビ画面の不穏さ寂しさがそのまま蘇った。中山昌亮の漫画『不安の種』的な絵が浮かぶ

  • qoop さん

    信仰、習俗、超常能力、虐待、家族… と緩やかにつながっていく小テーマ群。共通項はないように見えるものの、人・場所・物の秘められた暗部を暴き、染み出す怪異をあらわにする点が、あるいは本書の肝だろうか。中では呪術的なビジュアルで怖気を誘う原田空氏〈釘髪〉、意図しない悲劇か何者かの企みか〈懺悔〉、闇部が一気に浮き上がる〈児字〉、類話は多いがディテールの秀逸さが目を引く松村進吉氏〈失せ物〉、斬新かつ懐かしいビジュアルの深澤夜氏〈テストパターン〉などが特に印象に残った。

  • えくおとさず さん

    ☆☆☆☆

  • ekura さん

    「淡日」の独白、『ジョジョの奇妙な冒険』の花京院典明の独白そのまんまだと思ったら、それが原因で本書、絶版販売停止しているんですね。共著者からしたら「超」怖い話だな……。

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