異変街道 松本清張プレミアム・ミステリー 下 光文社文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334102142
ISBN 10 : 433410214X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
追加情報
:
400p;16

内容詳細

手負いの銀之助をかくまった夫婦が惨殺された。そのむごい死体を見つけた岡っ引たちは何かの因縁を感じ取っている。一方、窮地を脱した銀之助は江戸に戻った。大目付松波筑後守に目通りし、自ら様子を報告したのだが―。賄賂と陰謀が渦巻く甲州。幕府をも揺るがしかねない大事に、ついに探索の手が伸びる。巨匠が描く時代ミステリー長編、ここに完結!

【著者紹介】
松本清張 : 1909年北九州市生まれ。様々な職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年に「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。ミステリーから、歴史時代小説、そして古代史、近現代史の論考など、その旺盛な執筆活動は多岐にわたり、生涯を第一線の作家として送った。’92年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けぴ さん

    上巻で示された鈴木栄吾の死の謎について、親友の鈴木銀之助が甲州に訪れて解明していく。秘密を守りたい一族との戦いも描かれており、推理小説テイストと時代小説。ラストには真実が明かされるが鈴木栄吾の悲惨な末路が示されており後味悪い。1960年に週刊現代に連載されたそうだが古さは全く感じない。流石、松本清張!

  • 金吾 さん

    謎がどんどん解明されていく過程は面白かったです。ただ少し結論が呆気なかったです。

  • PAO さん

    「彼らには陰険な、そしてどこか獰猛な性格がある」…時代物と現代物との違いはありますが話の展開や構造、舞台背景が私の好きな『影の地帯』に似ていると思ったらほぼ同時期に書かれていたのですね。下巻も半分まではとても面白かったのですがそこから結末を急いだのか実感が伴わない謎解きの説明が多くなり、小説の作りが雑になり伏線やあの登場人物たちはどうなっちゃったの?という感じで読者としては置き去りにされたようで消化不良的なバタバタとした結末を突き付けられたのは残念でした。作者としても不本意だったのではないでしょうか…。

  • 奥田智徳 さん

    ほぼ一気読み。小さなきっかけから、広がる謎。不気味な舞台。ページをめくる手が止まらない。本当に楽しめた。他の時代物も読みたくなった。

  • こまねち さん

    英吾は生きているのか?身延の山奥へ、ラストまで、ハラハラの展開。時代小説でも、清張らしい傑作だった。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909年生まれ。福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市小倉北区)出身。1953年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。1956年、朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。1967年吉川英治文学賞、1970年菊池寛賞、1990年朝日賞受賞。1992年逝去。北九州市に「松本清張記念館」がある(本デ

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