共犯者 松本清張短編全集 11 光文社文庫

松本清張

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334746209
ISBN 10 : 4334746209
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
追加情報
:
16cm,327p

商品説明

見本の詰まった鞄を提げて、商人宿を渡り歩く外交員が、得意先で知り合った男と、銀行強盗を働いた。商売の元手となる大金を手に入れた二人は、連絡を絶ち、それぞれに人生の成功者となるが、その一方が、古傷を知る「共犯者」の存在を不安に感じて動いたことが、思わぬ蹉跌を招く表題作。短編全集の掉尾を飾る「清張文学」の精髄8編!

内容詳細

見本の詰まった鞄を提げて、商人宿を渡り歩く外交員が、得意先で知り合った男と、銀行強盗を働いた。商売の元手となる大金を手に入れた二人は、連絡を断ち、それぞれに人生の成功者となるが、その一方が、古傷を知る「共犯者」の存在を不安に感じて動いたことが、思わぬ蹉跌を招く表題作。短編全集の掉尾を飾る「清張文学」の精髄八編。

【著者紹介】
松本清張 : 1909年北九州市生まれ。給仕、印刷工などの職業を経て、朝日新聞西部本社に入社。懸賞小説に応募入選した「西郷札」が直木賞候補となり、’53年に「或る『小倉日記』伝」で、芥川賞を受賞。’58年に刊行された『点と線』は、推理小説界に「社会派」の新風を呼び、空前の松本清張ブームを招来した。ミステリーから、歴史時代小説、そして、古代史、近現代史の論考など、その旺盛な執筆活動は多岐にわたり、生涯を第一線の作家として送った。’92年に死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Aya Murakami さん

    10年以上前にどこかのリアル書店で購入した本。 探偵が提供する情報による共犯者がじわじわ主人公内堀彦介のもとに近づいていく様子が怖い。でも本当に怖いのは…? 探偵だけあって勘が鋭いですねぇ〜。営業人は大変なのですね。先日も飛騨の牛乳屋がウチにやってきました。営業旅行は観光旅行とは違って楽しむ暇もないようです。 若干犯人視点の作品多めの短編集。

  • KAZOO さん

    昭和37(1963)年までの短編集の最後を飾るものです。8編すべてが現代ものです。「共犯者」など犯罪者の心理をうまくえがいているものが多く読み出がありました。解説などを読むとやはり清張は人の話しをよく聞いてわからないことは徹底的に調べられたようです。

  • とろとろ さん

    清張短編全集11巻。8つの短編から成る。前の10巻目では、明治の頃の大作家とも並び称されるかのように思えたが、この最終巻では出来具合いになんだか凸があったり凹があったり、推理というより謎解きだったり、読む側でもいろいろな戸惑いがあった。その戸惑いは、この後の長編作品に続く何かのとっかかりが、この短編作品の中で芽生えてきたからかもしれないと、自分勝手に解釈している。

  • 団塊シニア さん

    清張文学の面白さは予想できない展開のストーリーにある。表題作「共犯者」は事業で成功した主人公が過去の犯罪の古傷をしる共犯者の存在に脅える姿を描いてる、他の作品も含め人間の本質を抽出した短編集です。

  • とめきち さん

    鴉:通勤時、大量のカラスがギャーギャー騒いでるのを見てこの短編がよぎる。結末を知っているので朝から不吉な気分になった💦うだつが上がらない家電メーカーの社員・浜島庄作。仕事ができず周りからバカにされる。出世は諦めており出世虫にはできない休暇の権利の行使、上司の面前で喫煙を実施←抵抗がささやかすぎる💦そんな浜島に転機が訪れる。労働組合の一員となったのだ。物価高の影響で賃上げ要求の声が高まり、労働組合の立場も強い最中であった。今までバカにしてきた連中を見返すチャンスと浜島は意気込むが果たして…。

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人物・団体紹介

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松本清張

1909年生まれ。福岡県企救郡板櫃村(現・北九州市小倉北区)出身。1953年「或る『小倉日記』伝」で第28回芥川賞を受賞。1956年、朝日新聞社広告部を退職し、作家生活に入る。1967年吉川英治文学賞、1970年菊池寛賞、1990年朝日賞受賞。1992年逝去。北九州市に「松本清張記念館」がある(本デ

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