基本情報
内容詳細
2024年(11月)は、世界的なベストセラーであり、日本でもこよなく愛される『赤毛のアン』の作者、モンゴメリの生誕150年にあたる。児童書のイメージは一面的なもので、世界では「大人の文学」としての再評価が進む『赤毛のアン』。日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』(文春文庫)シリーズ全8巻の刊行を終えた訳者・松本侑子さんによる、大人のための「赤毛のアン論」。
アンの誕生から少女時代、大人としての成熟、さらには息子三人が大戦に出征し銃後の母となる50代まで、カナダの激動の時代とともに半世紀を越えるアンの人生を描いた大河小説の魅力を、細部まで知り尽くしたシリーズの訳者が描く。
保守党と労働党の二大政党が対立するなかで保守党支持者の養母マリラを持つアンは、初めて女性に投票が認められる歴史的な画期に直面するが、その時代をどう見つめたのか? 知られざる政治文学としての一側面。また、シェイクスピア劇をはじめとする英文学の多大なる影響、ケルト文化とキリスト教の融合としての物語の側面などを丁寧に読み解きながら、『赤毛のアン』シリーズをこれから読む人の手引きとしても、また、再読する人にはさらなる発見のある開かれた充実の一冊に。
【著者紹介】
松本侑子 : 作家・翻訳家。著書に『巨食症の明けない夜明け』(すばる文学賞)、『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』(新田次郎文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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南北 さん
読了日:2025/05/01
帽子を編みます さん
読了日:2025/07/21
さとうしん さん
読了日:2024/11/28
スパイク さん
読了日:2025/03/07
おだまん さん
読了日:2024/12/24
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人物・団体紹介
松本侑子
作家・翻訳家。『巨食症の明けない夜明け』すばる文学賞、『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』新田次郎文学賞。訳書に日本初の全文訳・作中の英文学等を解説した訳註付『赤毛のアン』シリーズ全8巻(文春文庫)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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