架空論文投稿計画 あらゆる意味ででっちあげられた数章

松崎有理

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334911898
ISBN 10 : 4334911897
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
261p;19

内容詳細

蛸足大学の助教・ユーリー小松崎は、駆け出し作家の松崎有理と、学問の危機を救うため、嘘論文のでっちあげ投稿を開始!しかし、正義を振りかざす謎の機関「論文警察」の魔手が彼らに迫る!?抱腹絶倒の架空論文満載でおくる、著者ならではのサイエンス・ユーモア・サスペンス!

【著者紹介】
松崎有理 : 1972年生まれ。茨城県出身。東北大学理学部卒。2010年「あがり」で第1回創元SF短編賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • りんご さん

    論文書く→学術誌に投稿する→審査される→採用または非採用。この審査部分がもういい加減になってるんじゃねえの?って疑問から嘘論文を投稿チャレンジ。一発目があっさり掲載されちゃうもんだから、どんどん嘘論文を投稿しまくります。その論文がバカバカしい。論文の体裁で「はじめに」「方法」「結果」「議論」「結論」まで書かれてる。結論が大体しょーもない。この論文だけ目を通してもいいと思いますよ?ホントしょーもない(褒め言葉)。でも実は本物の問題があるからこそこういう内容の本があったりするんじゃ?ドキ。

  • ちょき さん

    タイトルに全てが凝縮してありそれ以上でもそれ以下でもなかった。ジャンルをSF小説としてしまえばSF小説に失礼かもしれないなどと思ったが、もともとが小松左京氏の追悼記事(小説)として書かれたものが、オヤジギャグのごとくあまりに(くだらなさが)面白かったので連載されたものらしい。タイトルからしてとっつきにくさがあるものの中の文章や多数掲載された論文は、文学脳で十分に解析、堪能が可能となっている。ソーカル事件とか、ルサンチマンとかメルクマールとか横文字の蘊蓄はたくさんたまるという副作用もあった(笑)。息抜き用。

  • 有理数 さん

    褒め言葉として「かなり馬鹿」な作品です。非常に面白かった。雑誌に掲載される論文、その査読制度が崩壊しているのではないか、と疑惑を持った二人組が、でっちあげの架空論文を投稿することで、その疑惑を確かめようとするお話です。横書きの架空論文が「もっともらしく」実際に掲載されているので、その雰囲気は抜群。注釈や論文引用の方法もそれっぽい。終盤、期待した試みまで到達しなかったのは残念ですが、それも致し方がないという皮肉な世界が学問なのですね。研究者は笑えないかもしれませんが……私は大変楽しんで読みました。

  • ロマンチッカーnao さん

    何気なく読んだ作品ですが、大ヒット!!めっちゃ面白かった。科学界はとにかく論文命。何がなんでも科学者は研究し論文を書かないといけない。じゃないと研究費がもらえなくて研究できない。生活できない。ってわけでとにかく研究者は研究し、論文を書くんだけど、みんなが論文を書くものだから論文の数が多くなりすぎて、審査する査読って制度があるんだけど実質破たん状態。そんな状態を根本から変えるためにいい加減で楽しい論文を投稿しまくり、査読を通過するか試していく。科学界もことがよくわかります。そして、デタラメ論文が楽しいです。

  • そうたそ さん

    ★★☆☆☆ 架空論文をおりまぜたサイエンス・ユーモア・フィクションとのことだが、小難しく堅苦しい論文というイメージに反して、この著者による架空論文の数々がバカバカしく面白い。元々はこれらの架空論文が先に発表されてたのだが、その間を小説で埋めたというようなことらしい。そのため、全体としてみるとやはり物足りなさは否めないし、何なら別に小説すっ飛ばして架空論文だけ読んでも構わないかも。ただ大まかなパターンは同じであるので、ずっと読んでるとクドさが感じられないでもない。

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