踏み絵とガリバー “鎖国日本をめぐるオランダとイギリス”

松尾龍之介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863291812
ISBN 10 : 4863291817
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
212p;19

内容詳細

スウィフトはなぜ『ガリバー旅行記』(1726)に踏み絵の話を書いたのか。“第3篇”の踏み絵とオランダ人をめぐる物語を中心に、18世紀のオランダ・イギリス・ポルトガル・スペイン各国間の外交戦略と日本の交易の実態を読み解いていく異色の歴史書。

目次 : 舞台は東半球/ ガリバーを生んだ大航海時代(一)/ ガリバーを生んだ大航海時代(二)/ 『ガリバー旅行記』第三篇/ 「踏み絵」千里を駆ける/ 英蘭戦争の果てに/ 事実は小説よりも奇なり

【著者紹介】
松尾龍之介 : 昭和21年、長崎市生まれ。昭和44年、北九州市立大学外国語学部卒。昭和46年、上京。漫画家・杉浦幸雄に認められる。主に「漫画社」を中心に仕事をする。洋学史研究会々員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • なおこっか さん

    平明な文章ながら視野が広くて良い。何故ガリバーが航海に出たかを切欠に、大航海時代後のイギリスとオランダの台頭まで語り尽くす。当時の欧州にまで伝聞された日本の踏み絵制度は、儀式化し入国審査として欧州人だけでなく中国人にも施行された。日本人には戸籍確認を兼ねて年始に実施。迫害期とは意味が変わりながらも継続されてきた仕組みが、維新の十年前、オランダ商館長→長崎奉行→幕府への進言で、廃止されるに至るのも感慨深い。しかしガリバー時代、日本は空想国の一歩手前あたりの位置付けだったのだな。案外ラピュータ近いし。

  • 牙魔 さん

    ガリバー旅行記を導入部として、日本が鎖国に入る背景と同時期のヨーロッパ覇権争いの推移を面白く描いている。記述は少ないが、木綿という素材が人気になっていく経緯が新鮮だった。

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