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九月の恋と出会うまで 双葉文庫

松尾由美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575518702
ISBN 10 : 4575518700
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2016
Japan

Content Description

「男はみんな奇跡を起こしたいと思ってる。好きになった女の子のために」―ある夜、北村志織は部屋の壁の穴から“一年後の今日”を生きている平野という男性に話しかけられた。平野は、同じマンションに住む顔見知りだった。翌日の新聞の見出しを次々と言い当てる平野に、志織はひとつのお願いをされる。“未来の平野”には、ある目的があった―時空を超えた奇跡のラブストーリー。

【著者紹介】
松尾由美 : 1960年石川県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒。メーカー勤務を経て89年にジュニア小説を出版、91年にハヤカワSFコンテスト入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 菅原孝標女@ナイスありがとうございます

    映画を観てからこれを読みました。タイトルだけでは(言い方が悪いですが)ただの恋愛小説だと思って読まなかったかもしれない。でも、ミステリ要素が強く、まさに"時空を超えた奇跡のラブストーリー"で、とても読み応えがありました。

  • takaC

    単行本と新潮文庫で既読。松尾小説の中ではどちらかというと反お気に入りなのに、レーベル変えて出版なんてされてしまうと気になって読んでみたくなっちゃうじゃん。登録数は他2冊の3倍とこれが一番多いしね。結果として、どれも内容は同じだということが確認できました。(笑)

  • 青蓮

    初読作家さん。借り本です。 あらすじを読んだとき最初「これはSFか?」と思いましたが、現在モノなのにミステリーちっくでファンタジーが入った恋愛小説でした。全体的にベタベタな内容はなく、終わりは明るい未来を想像させるような纏まり方で、読後感は良かったです。 「マグカップ一杯分の奇跡」何か素敵。

  • ジンベエ親分

    松尾由美は好きだが何となく後回しにしていた本。恋愛小説っぽかったので(^_^; 読み終えた今の感想は、満を持して真打ち登場!(笑) 部屋のエアコン用の壁の穴から「1年後の世界にいる」という男からあることを頼まれる志織という女性の話なのだが…。いわばタイムパラドックスを扱ったSF、と言って良いと思う。そしてその扱い方も独創的で面白い。伏線の張り方と回収の仕方も文句なし。恋愛小説としては薄味だけど、くどくなくちょうど良い塩梅。中盤から先は「おお〜っ、それでどうなる?」と居住まいを正して読んだ。傑作。

  • しいたけ

    ミステリー要素があるので感想が書きにくい。帯に「書店員が選んだもう一度読みたい文庫恋愛部門第1位」とある。書店員さんの言葉「過去を変えてしまった一途な恋。思わず涙が溢れます。」も載っている。私はと言えば、涙こそ溢れなかったがラストシーンの美しさには思わず仰け反った。深い愛情と覚悟がこもったプロポーズにグッとくる。男の純情はご飯がすすむ。男の一途な思いが奇跡を起こす。時空の歪みを大江戸線になぞらえて、図まで書いて説明しているのも面白い。私が大江戸線乗車中にそこを読んだことも、きっと奇跡の一つ。

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