古代史の思い込みに挑む

松尾光

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784305708670
ISBN 10 : 4305708671
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
293p;19

内容詳細

本書は、縄文・弥生時代の端境から鎌倉幕府の成立までの1500年にわたる古代史における問題点・疑問点について、トピックス的に55項目を挙げ、適宜解明し解説を施した古代史入門書。項目の設定は文化講座等の受講者からの質問に答える形をとっている。話し手からの関心事ではなく、聞いている側・読んでいる者の疑問にもっとも密着した書である。

目次 : 1 古代・飛鳥時代(渡来か征服か―中国・朝鮮から渡来した弥生人が縄文人の上に君臨したのか/ 国護りの主体―「出雲神賀詞」は、大和王権内部の猿芝居か/ 語源説と御師―神無月に神々が出雲に集まるというのは本当か ほか)/ 2 奈良時代(日出処と扶桑―『旧唐書』に記された日本の国号改定の経緯はほんとうか/ 漢文の訓読み―『日本書紀』本文はどのように読まれていたのか/ 神代巻・国学―『日本書紀』はどう読まれ、『古事記』はいつから読まれてきたか ほか)/ 3 平安時代(緒嗣への授劔―桓武天皇は、藤原百川になんでそんなに感謝しているのか/ 吾嬬・碓氷峠―古代の東国とはどこのことか/ 主権者は誰か―乱・変・役・陣はどう使い分けられているのか ほか)

【著者紹介】
松尾光編 : 1948年、東京生まれ。学習院大学文学部史学科卒業後、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程満期退学。博士(史学)。神奈川学園中学高等学校教諭・高岡市万葉歴史館主任研究員・姫路文学館学芸課長・奈良県万葉文化振興財団万葉古代学研究所副所長を歴任し、その間、鶴見大学文学部・中央大学文学部・早稲田大学商学部非常勤講師を兼務。現在、早稲田大学エクステンションセンター・NHK文化センター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HMax さん

    武士は貴族が武装して始まった!著者の思いが強い事柄についてのとりとめのない話しが多く、また専門性の深いものと浅い物も混雑して、小ネタにするのも難ありでした。

  • 遊未 さん

    内容があちこちに翔び、深かったり浅かったり。そもそも「思い込み」って何?「教科書の記述」だったり「通説」とどう違う?裏付けがよくわからないので、推理に近い?とにかく、読みにくく、よくわからない本でした。疲れます。

  • 彼方 さん

    平安時代のお役所の給料が保存食の米か食用の米かといった、素人が考えもつかないことは、広く思い込みとは言わないのでは? よく言われる、マルクス史観による歴史認識をも思い込みの範疇にしているので、この納得いくものから前者のディープな内容まで、専門家によくある無頓着さで紹介されています。 引用が「拙書」からが多いので、きっとそのレベルの人にとってはズレた「思い込み」なんでしょう。 家系図を理解できて楽しめるラインに立てそうです。 私には厳しいようです。 新書っぽいライトなタイトルから、内容は結構ハードでした。

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