原爆句抄 魂からしみ出る涙

松尾あつゆき

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784863851771
ISBN 10 : 4863851774
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
142p;19

内容詳細

手記と俳句から伝わる原爆の生々しい記録……
1945年8月9日、長崎で被爆した松尾あつゆきは、最愛の妻と3人の子どもを手の中で次々に失っていった。炎天下で荼毘に付し、たったひとり残された長女みち子の看病をしながら、その日から出来る限り正確に起こった出来事を日記に書き留め、それをもとに200句もの原爆句を書いた。自由律俳句は今読んでも、たった今起こったかのように生々しく、痛々しく、激しい言葉がつぶてのように読む人の心を打つ。 NHK BSプレミアムドラマ「だから荒野」で松尾あつゆきの俳句が取り上げられ、人々の共感を呼んでいる。

[帯文]
すべてを奪われた悲しみと、怒りと、鎮魂と。
松尾あつゆきは、きっと優しい父、温かい夫だったのだろう。『原爆句抄』には、原爆で奪われた家族の幸せな日々の記憶が、静かに息づいている。だからこそ――あつゆきの、そして、あの日うしなわれたすべての命の無念が、胸の奥深くに染みるのだ。
――重松 清

[著者紹介]
松尾あつゆき(まつお・あつゆき)
1904 ~ 1983年。
本名、敦之。長崎県北松浦郡生まれ。長崎高等商業学校卒業後、英語教師となる。在学中より自由律俳句に傾倒し「層雲」に入門。1942年「層雲賞」受賞。1945年8月9日、原爆で妻と三児を失う。
1972年俳句と手記を収めた『原爆句抄』上梓。

【著者紹介】
松尾あつゆき : 1904〜1983年。長崎県北松浦郡生まれ。長崎高等商業学校卒業後、英語教師となる。在学中より自由律俳句に傾倒し「層雲」に入門。1942年「層雲賞」受賞。1945年8月9日、原爆で妻と三児を失う。1972年俳句と手記を収めた『原爆句抄』上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かもめ通信 さん

    #書肆侃侃房15周年 プレゼント企画でいただいたこの本は、復刊の報を聞いたときからずっと気になっていた句集。長崎で被曝した体験を詠んだ句やその体験を綴った日記の一部が収録されている。これがもう素晴らしすぎて,思わず関連本も購入してしまった。

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