日本経済新聞は信用できるか ちくま文庫

東谷暁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480427052
ISBN 10 : 4480427058
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
追加情報
:
15cm,297,5p

内容詳細

発行部数が300万を超す日本経済新聞はサラリーマンにとって欠かせない情報源であり、経済を中心とした出来事の分析や解説の手引きともなっている。では「バブル」や「グローバリズム」「中国経済」「成果主義」「構造改革」「リーマン・ショック」などの論争的なテーマについて、日本経済新聞はどのように報道してきたのだろうか。近年の紙面を綿密にたどり、迷走する論調とその背景を検証する。

目次 : プロローグ 日本経済新聞狂騒の二十年/ 第1章 歴史を書き換えたのは誰か/ 第2章 日本的経営の称賛から攻撃へ/ 第3章 グローバル・スタンダード万歳/ 第4章 アメリカ経済政策の代理店/ 第5章 社説と編集委員の葛藤と協調/ 第6章 IT革命キャンペーンの幻想/ 第7章 世界の工場=中国への熱狂/ 第8章 日本経済新聞の「正しい」読み方/ エピローグ 日本経済新聞の「官から民へ」幻想

【著者紹介】
東谷暁 : 1953年生まれ。早稲田大学政経学部卒業。いくつかの雑誌編集に携わった後、97年より経済・政治の分野を中心にフリーのジャーナリストとして活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゲオルギオ・ハーン さん

    2010年発行。1980〜2000年代の日経新聞の記事を検証、批判するという一冊。身も蓋もないかもしれないが、日経新聞信者でもない限り、日経新聞の内容を全て信用しているという人は少ないかと思う。新聞はとにかく目新しい情報で、スポンサーなどの利害も加味し、ターゲット層に影響を与える記事を書かなければならないので何十年も後に「この記事は事実を歪曲している」と書かれても仕方がないように思える(あとがきで書いている日経新聞批判企画がいくつかの雑誌で何度も頓挫したというのも理由はそのあたりかと思う)。

  • あんさん さん

    雑誌『正論』の連載に加筆修正した本。日経の論調変化と実際の経済の動きを対比しほぼ批判一辺倒。成る程なあとも、後からなら何とでも言えるなあとも思う。他のマスコミ批判本の読後感と同じく、各メディアの特徴や傾向を踏まえつつ記事を読むべきなんだと感じた。

  • hayatama さん

    民営化の虚妄はよかったが、日経批判の本書はそれこそ後知恵とも読めないかい?

  • shushu さん

    日経の事実に基づかない記事や論説のいい加減さと自省のなさをバブル期頃から検証した本。日本経済の迷走の一因と言わんばかり。実際に記事を書かれる業界にいる人たちからは「日経の記事は間違ってばっかり」、記者の知り合いを持つ人からは「紙面を埋めるため大きく書くこともある」と聞いているが、他の経済紙が存在しない現在影響は大きい。著者は日経の分割案を提案しているが、全部の記事を日経の記者が同じネタであっちに書き、こっちに書きらしいから全紙共倒れでは?ということは「つぶれてしまえ」と言うことか。

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東谷暁

ジャーナリスト。1953年山形県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。『ザ・ビッグマン』編集長、『発言者』編集長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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  • 作成者:望月ハルヒさん