弱いつながり 検索ワードを探す旅

東浩紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344026070
ISBN 10 : 4344026071
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
164p;19

内容詳細

グーグルが予測できない言葉を手に入れよ! 統制されたネット時代に「かけがえのない生き方」は可能か?著者初の挑発的人生論

人間関係を大切にするな! 友人に囚われるな!

「かけがえのない個人」など存在しない。私たちは考え方も欲望も今いる環境に規定され、
ネットの検索ワードさえもグーグルに予測されている。
それでも、たった一度の人生をかけがえないものにしたいならば、環境を意図的に変え、
グーグルに与えられた検索ワードを裏切っていくしかない。
それを可能にするのが身体の移動であり、旅であり、弱いつながりなのだ――。
人生に自由と強度を与える「偶然性」と「ノイズ」へ向かう道筋を示す。

目次
0 はじめに――強いネットと弱いリアル
1 旅に出る 台湾/インド
2 観光客になる 福島
3 モノに触れる アウシュヴィッツ
4 欲望を作る チェルノブイリ
5 憐れみを感じる 韓国
6 コピーを怖れない バンコク
7 老いに抵抗する 東京
8 ボーナストラック 観光客の五つの心得
9 おわりに――旅とイメージ

【著者紹介】
東浩紀 : 1971年東京都生まれ。作家、思想家。株式会社ゲンロン代表取締役。『思想地図β』編集長。東京大学教養学部教養学科卒、同大学院総合文化研究科博士課程修了。1993年「ソルジェニーツィン試論」で批評家としてデビュー。1999年『存在論的、郵便的』(新潮社)で第21回サントリー学芸賞、2010年『クォンタム・ファミリーズ』(河出文庫)で第23回三島由紀夫賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 人間万事塞翁が馬ZAWAZAWA さん

    「ラジオ版学問のすすめ」「荻上チキSession-22」での話を聞いて、著者に興味がわいた。また朝まで生テレビでの堀紘一氏とのぶち切れバトルに、東浩紀、尖がってるおもしれーぇと思った。尖がってるがゆえに今一メジャーじゃないところ良い。著者が語る「偶然に身をゆだねる」という考え方を参考に生きていきたい。

  • yamaneko* さん

    一般的に考えられているのとは真逆に、ネットは強い絆をドンドン強くするメディア。ネット世界では「自分の似姿ばかりに囲まれて」世の中分かったような気になってしまう。対抗するには、自分が動いて環境を変えること。偶然に身を委ねて、弱い絆を作ること。情報は複製できるけど、時間や欲望は複製できない。やっぱり、旅には刷新力がある。まだ知らないところに行きたい。

  • まーちゃん さん

    日常に居ながらあらゆる情報を得られる時代。だがそれはリアルとは異なる。同じ人が同じ場所で検索すれば、限られた情報しか出てこない。検索ワードを変えれば 未知の世界に出会える可能性が広がる。検索ワードを変える手段として有効なのが、実際の肉体の移動(=旅)だと著者は説く。タイトルの「弱いつながり」は、偶然性に基づく、統計や確率ではない唯一度きりの人生から生まれる。/読み友さん絶賛の一冊。なるほど付箋だらけになって、どれを抜粋すれば上手く紹介出来るのか分からない。読みやすく分かった気になり満足(笑)面白かった!

  • けんとまん1007 さん

    東さんの本には、いつも、感心そして考えさせられる。もちろん、気持ちのいい方向へだ。強いネットと弱いつながり。帯にあるグーグルが予測できない・・・が、然りと思う。検索キーワード自体、今の自分の中からのものなので、そこから踏み出すことは難しい。そこで、実際に体験することで、新たなキーワードを得るということは、腑に落ちる。先日、ある大学でお話してきたこと(これまでも言い続けてきたこと)とも一致する。バーチャルな世界や書籍の世界だけでなく、身体を使って感じることをオススメしてきたばかり。実体験からの言葉。

  • T2y@ さん

    言葉に出来ないものを体験しに現地へ行く。観光、その重要性と活かし方。 特にダークツーリズムの考え方が本書で一番の出会い。 “ひらがな以外で検索してみる” “体験が定着する、移動時間の重要性” さっくり読める割に腹落ち度が高かった。

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人物・団体紹介

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東浩紀

1971年生まれ。批評家。東京大学大学院博士課程修了。株式会社ゲンロン創業者。『存在論的、郵便的』(98年)でサントリー学芸賞、『クォンタム・ファミリーズ』(2009年)で三島由紀夫賞、『弱いつながり』(14年)で紀伊國屋じんぶん大賞、『観光客の哲学』(17年)で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの

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