自由にしてケシカラン人々の世紀 選書日本中世史 2 講談社選書メチエ

東島誠

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062584678
ISBN 10 : 4062584670
フォーマット
出版社
発行年月
2010年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
東島誠 ,  
追加情報
:
222p;19

内容詳細

南北朝と戦国という中世における2つの変革期。そこで日本はどう変わり、変われなかったのか。「変革可能性」が隆起しては陥没していったさまを、深く鋭い歴史学の視線と、平易で軽妙な語り口とで鮮やかに論じる。

【著者紹介】
東島誠 : 1967年、大阪生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、聖学院大学教授。博士(文学)。専攻は歴史学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Syo さん

    なかなか難しかったけど 興味深く読めたところも たくさんあって 勉強になった。 気がする。

  • きいち さん

    『つながりの精神史』や『日本の起源』の東島誠、いわばメジャーデビュー作。近作同様にこの人いいなあ、と思うのが、歴史学の先行研究の内容だけでなく、<この時代だからこんな研究が意義を持った>、そんな歴史学の研究史も合わせた知の蓄積を踏まえていることをストレートに表すところ。だから自分の研究だって、今の日本という文脈に限定された、「今」の歴史学の成果。将来に向かってトスしていくべきものなのだ。◇一見当たり前のことかもしれない、でもこんなふうに、普遍にも極論にも逃げずに議論できるのって、かなり稀有な存在だと思う。

  • 小鈴 さん

    歴史好きに限らずこれは広く読まれて欲しい。日本には西洋社会型の市民革命が起きなかったと言われるが、江湖という言葉が歴史上、三度の浮沈を繰り返したように、社会を変えようとする〈声なき声〉、言い変えれば〈変革可能性〉の地層は幾度となく「隆起」しては陥没していったのだ、ということを見逃してはいけない。中世を通して歴史の中の可能態を明らかにしていくが、変革期にある現代においても示唆深い。

  • かんがく さん

    タイトルも内容もとても刺激的な一冊。日本中世史の学説を整理した上で、「公共」や「自由」などの概念をもとに新たな解釈を提示している。芸能・宗教・飢饉と権力がどのように対峙してきたかは面白い視点。

  • skunk_c さん

    気鋭の歴史学者が、大学での講義の形態で中世の諸相に切り込む。石母田・網野史学から果てはポストモダンまでを飲み込みながら、実体という静的なものでなく、関係性という動的なものに注目して歴史を読み解いていく姿勢と、筆致の軽さから、一気に読み切る気になった。都市のとらえ方、公共概念、ボランティアなど、現代に引きつけた歴史の説き起こしには共感を覚える。が、博学なのはよく分かるんだけど、あちこちでそれが鼻につくのがちょっと。歴史学なんてある種の権威主義が跋扈するところでは、この位鼻っ柱が強くないとダメなのかな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

東島誠

1967年、大阪府生まれ。東京大学文学部国史学専修課程卒業、同大大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻博士課程修了、博士(文学)。現在、立命館大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品