越境 集英社文庫

東山彰良

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087445800
ISBN 10 : 4087445801
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
320p;16

内容詳細

台湾と日本で過ごした子供時代、不良に憧れた青年時代。偏愛するテキーラや食べ物、ケータイを持たない理由。老いやイケメンに対して思うことから、米軍基地などアクチュアルな問題への意見まで、アイデンティティを巡る考察を中心に、直木賞作家が日々思うことを書き記すエッセイ集。文庫化にあたり、読書体験や猫との暮らしを綴った日記、金原ひとみ氏との対談を追加収録した完全版。

目次 : 曖昧な時代をゆく―序文にかえて/ 第1章 バナナ人間の悲哀/ 第2章 みんな祖母に殴られて育った/ 第3章 わたしはイケてないし、あなたもイケてない/ 第4章 テキーラ!/ 第5章 おれたちはなぜ年相応に尊敬されないのか?/ 第6章 アメリカはビジネスだ/ 第7章 トーク・イズ・チープ/ 第8章 作家の幸福/ 第9章 コロナ禍にて 読書と猫/ 対談 リービ英雄×東山彰良―日本語小説の場所としての「台湾」/ 対談 金原ひとみ×東山彰良―越境する身体、越境する言葉

【著者紹介】
東山彰良 : 1968年台湾生まれ。73年より日本で生活。91年大学卒業後東京にて航空会社勤務の後、大学院に進学。経済学修士課程を修了し、中国へ留学、博士課程中退。通訳業を経て大学の非常勤講師をする傍ら、執筆。2002年、『逃亡作法TURD ON THE RUN』にて第1回『このミステリーがすごい!』大賞銀賞・読者賞をダブル受賞。09年、『路傍』にて第11回大藪春彦賞受賞。15年、『流』にて第153回直木賞受賞。16年、『罪の終わり』にて第11回中央公論文芸賞を受賞。17年から18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』にて第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • shun さん

    2024年2冊目。正月休み後半での蒲田マックにて読了。お、Whereをここに残しておくのもいいかも、今後。著者のことは『流』で初めて知りましたが、個人的には結構好きな作家さんです。文書に力が入っていないのに深い。このエッセイ集もそうでした。それでいてクスッと笑わせてくるところが心地良い。再読するかと言われたら微妙なところですが、新作が出たらまた読みたいなと思わせてくれる作家さんです。読み進めていくほどに、『越境』というタイトル以外あり得ないと思える。

  • 鷹ぼん さん

    昔は近隣の評判のいい小学校中学校へ校区外から入学する越境入学が、大きな問題となっていた。タイトルでまずそれを思い出し。筆者の経験や日常などから様々な「越境」を綴ったエッセイ集。著者の生い立ちそのものが、まず「越境」と呼ぶにふさわしいのだが、それにとどまらず、「なるほど、これも『越境』と言えるな」という事柄まで、多角的に「越境」を筆者特有の飄々としたタッチで語っていて興味深い。息子さんが「ギータは王会長に叱られた」と語るエピソードも愉快だった(笑)。リービ英雄、金原ひとみとの対談も中身が濃いものだった。

  • take yama さん

    A

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人物・団体紹介

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東山彰良

1968年台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡県に移住。2003年に第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で、作家としてデビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞を、15年『流』で第153回直木賞を、16年『罪の終わり』で

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