いのちの再建弁護士 会社と家族を生き返らせる 角川文庫

村松謙一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041081532
ISBN 10 : 404108153X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
追加情報
:
240p;15

内容詳細

村松謙一。倒産の危機に見舞われた会社を、法律を駆使した経営改革を行い、蘇らせる企業再建弁護士である。40年近い活動で、ゼネコンや宅配会社、個人商店まで200以上の会社を復活させてきた。その圧倒的多数が、金融機関にも取引先にも見放され、息も絶え絶えに救いを求めてきたケースだ。「企業再生こそ日本の再生だ」と誓い、自死すら覚悟した経営者たちに生きる勇気を与えてきた男が、修羅場で見たすべてを明かした。

目次 : まえがき―倒産は、命の問題だ。企業救済は、人間の尊厳を守ることだ/ 第1章 どんな会社も再建しなければいけない―東北地方・卸業者(暗闇の中でもがいていた会社が、今、人々を助けている/ 避難所に、生きるための食料を載せたトラックを走らせた ほか)/ 第2章 ふたつの死が私を変え、支えている(九九%ダメと言われても、私は諦めない/ 初めての大きな失敗 ほか)/ 第3章 私の会社再生法(多くの人生が、命が、会社と共にある/ 原則、会社は再建できる。心の力が会社を蘇らせる ほか)/ 第4章 人をマスで救おうと決めた若き日(溺れないように泳ぎ続けた人生/ 次郎長の里で生まれ育つ ほか)/ 第5章 企業再生こそ日本の再生だ(全就労人口の七〇%が中小企業の社員/ 「お金を返せないから」と命を差し出してしまう人がいるのはおかしい ほか)

【著者紹介】
村松謙一 : 弁護士。1954年静岡県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。清水直法律事務所入所(35期)。90年に独立後、2000年光麗法律事務所に改名。03年に東京弁護士会倒産法部部長、法務省「倒産犯罪研究会」講師。この他にも参議院「財政金融委員会」参考人、全国倒産処理弁護士ネットワーク講師等を務める。これまでに関わった主な「再建型」の法的事件に、鈴屋、カネテツデリカフーズ、長崎屋、マイカル、佐藤工業、多田建設、月光荘、石岡カントリー倶楽部、落合楼などがある。その他、東京佐川急便、病院等「私的再建型」案件を多数手がける。07年と09年のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」出演が大きな反響を呼んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スミレ さん

    企業再建を専門に取り扱う弁護士、村松謙一さんの手記です。 ドラマ化を機に読みました。 会社を救うことは人の命を救うこと。世間に必要とされていれば必ず立ち直る。その信念のもと、真摯に取り組む姿に感銘を受けました。 亡くした娘さんに触れている所では胸につまる思いがしました。 幾度となく出てきた言葉、「義を見てせざるは勇なきなり」。 私もその言葉を胸に刻んで生きていきたいと思いました。

  • 大先生 さん

    感動しました。さすがドラマにもなった生き様です。「倒産は命の問題。企業救済は人間の尊厳を守ること」「義を見てせざるは勇なきなり」を信条に企業再生に取り組んでいる村松弁護士。依頼者や娘さんを亡くして絶望したものの再び立ち上がり、今も日本全国の企業救済に奔走しているようです。依頼者はしっかり見極めており、どんな企業でも引き受けるわけではない。また「民事再生」を利用すると零細取引先の連鎖倒産を招きかねないので、できるだけ裁判所を通さない「私的再建」を選択している。何でもかんでも延命させればいいとは考えていません

  • ねお さん

    会社の運命は従業員、その家族や取引先等様々な人の人生を左右する。倒産はいのちの問題だからこそ、会社は倒産ではなく再生させるべきである、というのが筆者の矜恃だ。地域の雇用を創出し、生活インフラとなっている会社が潰れることを回避するために奔走。再生した会社が震災後物資の支給を行う社会貢献ができるまでになったというのは、会社の存在意義を銀行に訴え続けた筆者の熱意や仕事ぶりが多くの人を動かす力を持っていたからこそ。会社再建の意義は、こうした支援のリレーがつながることであるという。何でもない日常を大事に思える一冊。

  • ゆうゆう さん

    企業再建専門の弁護士。村松謙一氏。正義のみかたとはこんな姿なのか。何とも言えない感情でいっぱいだ。for othersすべては他者のために。いちばん大切なものは「いのち」、次に「自由」、三番目が「財産」。いのちを守るために、企業と、企業に関わる全ての人を守るために、戦う。本当に戦うとはこのようなことなのか。弁護士さんて、色んな専門があるとも知った。

  • よし さん

    テレビ「プロフェッショナル」を見て感動した。カバンにいつも倒産した社長の遺書と診断ミスでなくなった最愛の娘の作文をいつも忍ばせていたという。「義を見てせざるは勇なきなり」が座右の銘。まさに、宮沢賢治の雨にも負けず、そのものな「いのちの再建請負人」。

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人物・団体紹介

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村松謙一

弁護士。昭和52年慶應義塾大学法学部卒業。昭和58年東京弁護士会登録(35期)(清水直法律事務所入所)。平成2年村松謙一法律事務所開設(平成12年光麗法律事務所に改名)。平成10年日本弁護士連合会夏季特別研修講師。平成12年法務省「倒産犯罪研究会」講師。平成13年参議院「財政金融委員会」参考人(第1

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