La Vie en Rose ラヴィアンローズ

村山由佳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087716672
ISBN 10 : 4087716678
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
追加情報
:
282p;20

内容詳細

薔薇の咲き誇る家で妻思いの優しい夫・道彦と暮らし、予約のとれないフラワーアレンジメント教室の講師、カリスマ主婦として人気を集めている咲季子。平穏な毎日が続いていくはずだった。あの日、年下のデザイナー堂本と出会うまでは。


――門限は九時。打ち合わせで外出する場合は三日以上前に場所と時間を夫に報告すること。男性と一対一での打ち合わせは絶対に避けること。泊まりの旅行など論外。
ややあって、堂本が言った。「なんかもう、『人形の家』って感じだな」――


夫が決めた厳格なルールに従って成り立っていた「幸せ」な暮らし。堂本との恋をきっかけに、咲季子はようやくその酷いモラハラに気づき、檻の外へ羽ばたこうとする。だがある夜、すべてを知っていた夫が激高。大切なものを守るため、咲季子は二度と戻れない道へ踏み出してしまう……。衝撃のラストが心を震わす長編小説。


【著者略歴】
著者プロフィール
1964年東京都生まれ。立教大学卒業。1993年『天使の卵―エンジェルス・エッグ―』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。2009年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に、母との葛藤に正面から向き合った自伝的小説『放蕩記』、200万部超の大人気「天使」シリーズ最終章『天使の柩』、かけがえのない存在との出会いと別れを香りとともに描く恋愛小説集『ワンダフル・ワールド』などがある。

【著者紹介】
村山由佳 : 1964年東京都生まれ。立教大学文学部卒。会社勤務などを経て、1993年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。2009年『ダブル・ファンタジー』で柴田錬三郎賞、中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    村山由佳は、新作中心に読んでいる作家です。エディット・ピアフのLa Vie en RoseをBGMに、最初から中盤までは、何時バレルかのゾクゾク感、後半は結末を期待しながら、一気読みしました。モラハラ夫、束縛夫は世の中にどんだけ増殖しているんでしょうか?いずれにしても薔薇色の人生なんてないってことなんでしょうネ!

  • ミカママ さん

    完全に主人公咲季子に移入して読んでました。夫のモラハラぶりと年下彼の色男ぶりに、ラストまで一気に。前半のアレコレは全て後半への布石かと思うと、村山さん、上手いなぁ、と。個人的には、ラストまで恋愛小説で引っ張って欲しかったんだけど、まぁそれはまたの機会に。

  • のり さん

    主婦の咲季子は、夫に必要以上に干渉され自由を奪われる日々を送る。趣味の園芸が話題となり、ムック本出版に…息が詰まる生活の中、打ち合わせで出会った堂本との関係が発端となり、全てが歪み崩れていく…モラハラ、束縛の反動もあるが、軽はずみ過ぎるし、男運がない。夫の器の小ささ、堂本の計算された行動に気づけなかった不運。この先に待っているのは、光の当たらない、薔薇の咲かない未来だ。

  • いつでも母さん さん

    薔薇色の人生、綺麗な花にはトゲがあり・・しっかし読み始めから夫・道彦にうんざり。丹精込めたバラいっぱいの庭を観て『私の人生は祝福されている。まちがってはいない』と思う妻・咲季子にも違和感があった。夫はこれモラハラですよね。夫の顔色を伺う日々、じわじわ洗脳されつつも自分を開放する日が来て良かった〜!と思ったら、こんな男に・・嗚呼、男運が無いというのか、だから『後悔なら死ぬほどしてる』なのか思い立った女は凄いし怖い。が、あの瞬間だけでその後を生きて行けたか?と咲季子に問いたい。やはり離婚すべきだったと思う。

  • じいじ さん

     村山由佳の新境地を見たような小説だ。27歳で結婚、夫からのDVに唯々耐える妻・咲季子が主人公。これまで、そこそこ恋愛小説を読んできたが、これほど腹が立つ亭主(男)に出会ったことはない。男の風上に置けぬ酷い奴だ。と或る男の出現が、純真な咲季子の目を開かせる。その男との逢瀬を必死に隠し通す女の姿が愛しく切ない。…「すべてを引き換えにしてまで、守るほどの男だったかどうか…わからなくなる」咲季子のエンディングの述懐が印象に残る。自由をねがう女の薔薇色の恋を描いた、村山由佳の新作サスペンス恋愛小説は面白かった。

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村山由佳

1964年、東京都生まれ。作家

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