ワンダフル・ワールド 新潮文庫

村山由佳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101003412
ISBN 10 : 4101003416
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
213p;16

内容詳細

アロマオイルを纏った肌をぶつけ合い、のぼり立つ匂い。調香師との情事は、私に長い愛人生活を終わらせる予感を抱かせた。あの光景を目にするまでは―(「アンビバレンス」)。年上の人妻経営者に持ちかけられた三か月間の恋人契約。俺に抱かれ、女の喜びを感じると話していた彼女は、なぜ突然いなくなったのだろう(「バタフライ」)。記憶と熱を一瞬で呼び覚ます特別な香り。五編の恋愛小説集。

【著者紹介】
村山由佳 : 1964(昭和39)年、東京都生れ。立教大学卒。’93(平成5)年『天使の卵―エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。’09『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まさきち さん

    香を足下に据えて紡がれた恋愛譚5編を集めた短編集。非常にさらっとした印象の一冊でした。

  • M さん

    なぜか陳腐で軽薄というようにしか感じられず。いい大人の女が恋愛において変な受け身でしかなく、精神が成熟していないから不安定な恋愛関係…著者は芸術家気取りの粋がった若年のままのような乱暴な口調と子供じみた態度のダメンズが好みなのかしら。自分がそういうのに一切男の魅力を感じないせいか、物語全般に大人っぽい香りと恋愛を絡めてあるものの、内実は大人気取りでしかない幼稚な恋愛模様に終始イライラモヤモヤ(笑)

  • 佐島楓 さん

    いくつになっても恋愛や個人的な悩みでひとはたやすく揺らいでしまう。そしてひととひとの出会いは素晴らしい。

  • もぐたん さん

    無神経そうで繊細、繊細そうで無神経。真逆の男との二股の決着のきっかけは意外にも愛しいインコだった「アンビバレンス」を筆頭に、香りが切なさを呼び覚ます短編集。本能を直接刺激する香りは、女たちの未来への選択にも少なからず影響している。彼女たちの選択に寄り添えたりそうでなかったりだが、もっと濃厚な大人の時間にどっぷり浸りたかった。ただ、こんなあっさりした後味も悪くない。村山作品ならではの戸惑いと力強さを感じる一冊。★★★☆☆

  • Shoji さん

    大人の恋愛小説です。「香り」がテーマになっています。確かに、男と女の関係性においては「香り」がエッセンスになることが多いと思います。淫らな匂いだったり、爽やかな匂いだったり。この物語は愛憎悪渦巻く男と女の人間模様を「香り」を介在させてドラマチックに描いています。楽しく読むことができました。

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村山由佳

1964年、東京都生まれ。作家

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