創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 角川oneテーマ21

村上隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041103302
ISBN 10 : 4041103304
フォーマット
出版社
発行年月
2012年10月
日本
追加情報
:
224p;18

内容詳細

世界ではこう戦え。第一線で活躍を続ける著者が生み出した個人の力を最大限に発揮する仕事術とは。

目次 : 第1章 アート業界で生きていくということ/ 第2章 成功するための「修行(トレーニング)」と「仕事術(ワークスタイル)」/ 第3章 チャート式勝つための戦略の練り方/ 第4章 「正論の時代」における極論的人の育て方/ 第5章 「インダストリー」としてのアート業界/ 特別対談 村上隆×川上量生

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    アーティストといえども普通のサラリーマンのような業務もあるんだなと思った。アートというのは賤しい仕事だという覚悟で望む著者の姿勢に感服した。確かに歴史的に見ると今ほど自由を謳歌している時代はないがしかしそれでは行き詰まるものだなと思う。しかし最後のニコ動の社長との対談で二人共ぶっ飛んでる方だなと思った。

  • ito さん

    ヴィトンとのコラボやベルサイユ宮殿での個展など精力的な芸術活動を行っている村上氏の創造の視点が述べられており、意外な印象を受けた。芸術家に対する私の勝手なイメージとは違い、氏は現代美術を一つの産業と捉えマーケティングや戦略的なビジネス論を重視している。芸術と社会性は相いれないものだと思っていた。しかし氏によれば、社会に求められる作品を提供するものが現代美術であり、そのための人材育成と作家の個性のマネジメントが必要と説く。正論を排除し徹底的な管理教育を施す異端の組織論に気付きを得た。

  • ミッキー・ダック さん

    アートでもビジネスでも、日本は創造力欠如の厳しい状況。世界で戦って勝つにはどうすべきか。◆アート発祥の欧米では、見た目ではなく観念や概念といった「文脈」の部分が評価の対象。彼は、アートのルール・歴史を徹底分析し戦略を練り、目標を絞って努力する道を選択。”日本の表現”を戦略にしてブランドを勝ち得た。◆勝つことへの執念が薄れ無難な正論が流行る今の日本の状況では、創造力は発揮されない。勝つための戦略の欠如、個々人の能力を最大化する組織論の欠如、ビジネストップの低レベル、自由や個性の履き違い等を指摘する。

  • 阿部義彦 さん

    現代美術の巨匠、村上隆がこの世界で食っていくためのノウハウを自身のカイカイキキと言うワークショップを例に、指導してます。体育会系の組織で、トップダウン方式を採用し極めて戦術的にビジネス至上主義で、私の思ってたのとは違う感じです。私はどちらかと言うと会田誠さんの方が好きで、自主と自由を重んじる美学校出身で、弟子とは対等でChim↑pomなんかと、じゃれ合いながら好きにやらせてる方が性に合う感じで、芸術作品自体も村上隆さんのは、ピンと来なくて断然『犬』やChim↑pom派なのです。まあ、人それぞれですね。

  • kubottar さん

    村上氏がネットでよく叩かれている理由を知りたい為に読んだが、なるほど出る杭は打たれるといいますが、叩かれようがぐいぐい出ていくタケノコのような人という印象でした。絵の才能よりも挨拶ができなければならない、まるで普通のサラリーマンのような思想はアーティストを目指す人にとっては嫌悪感を感じる人もいることでしょ。しかし、10年20年生き残る刹那的な作品は眼中にはなくて死んでから勝負、つまり数百年後の世界でも生き残っているコンテンツを産みだそうとするスケールのでかさは、味方も敵もたくさん集まることでしょう。

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人物・団体紹介

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村上隆

1953年京都府生まれ。京都大学工学部卒業、同大学院工学研究科修士課程修了。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程修了。学術博士。独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所上席研究員、京都国立博物館学芸部部長等を歴任。現在、高岡市美術館館長、京都美術工芸大学特任教授、光産業創成大学院大学客員教授、奈良

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